社会人の私が青年海外協力隊の選考試験で希望職種に絶対に一発で合格するためにやったこと

オチョ(@diadecanicula)だけど、もう任地のグアテマラに来て数ヶ月経つけど、今更ながら青年海外協力隊の選考試験についての記事を書くことにする。

「ただ何でもいいから青年海外協力隊になりたいな~」じゃなくて、「希望する職種に絶対に一発で合格したい」って人のための記事を書きたいと思ったのは、自分がそういう人だったからに他ならない。

私は選考当時、1次選考が通過したところで会社と対立して、合格が確定する前からその会社に留まるという選択肢を自ら断っていた。

当時のことを詳しく書いた記事がこちら↓

海外駐在員だった私が青年海外協力隊になるに至った事の顛末(前編)

2017.06.19

海外駐在員だった私が青年海外協力隊になるに至った事の顛末(後編)

2017.06.19

 

 

更に、プライベートの方では離婚の協議も進めていて、精神的にかな~り参っていた。

離婚してからの青年海外協力隊参加について心境をまとめた記事がこちら↓

国際別居⇒離婚に悩み苦しむ時にあった青年海外協力隊という環境

2017.08.01

 

 

そんな感じで、とにかく一刻も早くそんな状況から、この会社から、日本から、

抜け出したい!

抜け出さなきゃいけない!

というかな~りの追い込まれた状況だったため、どうしても絶対に一発で合格する必要があった。

 

 

絶対に一発で合格、ということを殊更に強調するのはもう一つ理由がある。

青年海外協力隊の選考試験、実際に受けるまではけっこう狭き門なんじゃないか、というイメージを持っていたが、実はこれ間違いで、意外と間口は広いのだ。

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本日(2017年8月)時点でJICAホームページ上確認できる最新の情報で言うと、

応募者(1185人)に対して合格者(469人)という割合

一番競争率が高いといわれる青少年活動職種でさえ、

応募者(200人)に対して合格者(46人)で、大体4人に1人は合格している

しかも全体の要請数に対して合格者数が下回っている状況だ。

2016年度秋募集 青年海外協力隊・日系社会青年ボランティア 職種別選考状況(二次選考結果)より引用
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要するに、ただ「青年海外協力隊に合格するにはどうしたらいいんでしょう」と悩んでいる人がいたら「3回受ければ1回受かるでしょ」が一番的確なアドバイスだといっても過言ではない。

実際、いろんな人のブログや体験談を見ても、3回以上落ちた人には今までお目にかかったことがない。(いらっしゃったらすみません・・・)

 

でもだからこそ・・・

 

だからこそ、「絶対に一発で合格したい」というところまで追い込まれている人は、「落ちたらまた受ければいいや」という他の応募者と差別化して選考試験に臨まなければならない。

私の経験が、そんな当時の私のような追い込まれ系応募者に少しでも参考になればいいな、と思ってたりするのである。

※ この記事はどちらかというと社会人から青年海外協力隊になる人向け(学生・新卒でそこまで追い込まれている人もいないかな、と)

要請一覧は全て読んだか?

青年海外協力隊の選考試験を受けようと思ったとき、先ず私がやったことは『要請一覧』を徹底的に読むことだ。

『要請一覧』とは、各途上国からJICAに寄せられている青年海外協力隊派遣要請案件の一覧のことである。

1次試験の書類選考は、志望動機や自己アピールと同時に、自身が希望する職種の希望する要請に対する思いを書くのがメインなので、『如何に自分をその要請に当てはめて、現地での活動を想像しながら自己アピールできるか』がポイントになる。

間違ってもやってはいけないのは、最初から安易に職種で要請を絞ることだ。

特別な資格(医療、教員など)が必要な場合を除いて、自分が応募可能な職種は全て、要請内容を確認する。

当たり前だけど、各々の要請は一つ一つ独立していて、例え職種が同じでもその内容はバラバラだ。

例えば私が最終的に選んだコミュニティ開発職種のなかにも、「農業の支援」があれば「水環境の改善」もあったり、更には「何でも屋(住人のニーズを収集して必要なことをしてください、的な)」みたいのもある。

正直言って、私はそれらの要請には全く興味が沸かなかった。

一方で、青少年活動職種の「刑務所の子供の支援」や「難民キャンプで生活する子供の支援」のような、困難な環境でする活動に魅力を感じたり、観光職種で風光明媚な観光名所に住んでする活動にも魅力を感じたり、自分が学生時代から趣味として続けていたラグビー職種もいいな~なんて思ったり。

先ずはそうして興味の引かれる案件、魅力を感じる案件を、職種問わず片っ端からあげていく

そして、そうやってあがってきた魅力的な要請を一つ一つ、自分が活動するところをイメージしながら天秤にかけて、丁寧に絞り込んでいく。

そうやってふるいにかけた結果、残ったのが私の場合、コミュニティ開発職種の「経済活動の支援(販路開拓、生産性向上、経済的な自立)」だった。

この絞り込んでいく過程で、自分は何故この職種の何故この案件に惹かれているのか、何故この案件で派遣されたいのか、否、何故この案件じゃなきゃダメなのか、というところまで自分を信じ込ませ、そこで一気に1次選考の書類を書き上げる。

ここまでやって書き上げた書類が、「自分は特に資格持ってないからコミュニティ開発だな~」なーんて安易に職種を選んで書かれた書類に負けるわけがない!

つってね。

自己アピールに使うエピソードは戦略的に選んだか?

自己アピールに自身の経験の中のどのエピソードを選ぶか、は即ちどのようなストーリーで選考に臨むか、という戦術の核になる要素だ。

それだけに慎重に且つ戦略的に選ぶ必要がある。

特に会社に所属している人間にとって、自己アピールのエピソード選びは実は結構大変ではないだろうか?

営業成績や、担当するプロジェクトが成功、などといったものは、伝え方を間違えると、ただ会社の看板ありきのエピソードに終始して、個人の魅力が伝わらない可能性がある

そこで私は、入社してから今までの業務内容や成績を淡々と話すのではなく、明確なアピールポイントを持ったコアとなるエピソードに的を絞って、如何にそれを魅力的に伝えるか、に注力した。

因みにそのときに使ったエピソードは、私がサラリーマン時代、インドネシアで2ヶ月間滞在して新規人脈構築とプロジェクトの情報収集に明け暮れた日々を選んだ。

当時の回顧録がコチラ↓

サラリーマン時代、インドネシアに無期限で放置されたときが最高にアツかった話

2017.08.04

私がこのエピソードを選んだ主な理由は、

  • 組織の看板を使って、というより自身の頭を使ってした活動、としてアピールできる要素が比較的多かったこと
  • 要請内容(販路開拓、生産性向上、経済的自立)が求めるスキル(物怖じせず突っ込めるフットワークの軽さ、コミュニケーション能力、人脈を作る過程を経験)を的確にアピールできると思ったこと

の二つである。

ここは他の応募者と一番差別化できる部分だと思うので、今までの経験を思い出し、アピールしたいポイントとそれが如何に魅力的に伝えられるかを意識し、エピソードを選ぶとよいかと思う。

因みに私は、書類でも面接でも、語学力のアピールを一切しなかった。

だって、上述のエピソードを聞けば、「英語を使ったコミュニケーションでどんなことが出来るか」が自然と伝わるでしょう。(インドネシアでの経験だからね)

だから自分が如何に英語ができるかなんて書類にも書く必要ないし、面接でも言う必要がない(応募書類として決められているTOEICのスコア提出するだけ)。

もしそれなりに海外経験があるなら、留学経験とか海外生活経験とかTOEIC高得点取得までの軌跡とかをわざわざエピソードに選ぶのではなく、

  • 英語を使って
  • 海外で
  • 海外の人と

といった要素が既に前提に組み込まれているエピソードを選んだら強いと思う。

私は書類の行数も面接の時間も限られているので、あまり語学力アピールに傾倒し過ぎず、限られたスペースの中にアピールできるポイントをより多く盛り込むことを意識した。

因みに私は新卒のときも、留学経験をあえて自己アピールに使わなかった。

まあ何が言いたいかって、絶対に一発で合格したかったら、戦略は練って練りすぎることはないのだ。

動機はWin-Winを意識しているか?

青年海外協力隊になろうとする動機、私は正直、何だっていいと思っている。

実際、私自身、社会貢献や途上国への支援といった高い志を持って受験したわけではないから。

私の場合、一番大きかったのは会社との対立。

でも、そんな独りよがりな動機をそのまま面接でさらすのはあまり利口ではない。

実は私自身、あまり偉そうなことは言えず、面接直前まで、正直な自分をさらけ出そうと、自分本位な動機を語ろうとしていた。

そんな時、面接会場でたまたま会って話したオバチャンにこんな風に釘を刺された。

“今時、国際協力は先進国側が途上国側に何かを一方的に与える時代じゃない。援助する側とされる側、双方がWin-Winの関係になるような援助の形を一緒に考えて作らなければならない。会社とのWin-Winの関係作りを考えていない人にそんな活動できるとは思えない。”

私は面接開始30分前に、見知らぬオバチャンに準備してきた志望動機を完全に論破されてしまったのだ。

でもそのときの助言をヒントに、「なぜ青年海外協力隊を志望するのか」、「なぜその手段が青年海外協力隊なのか」、「なぜ中南米スペイン語圏じゃないとだめなのか」を全て『Win-Win』で説明できるように直前で準備して、面接に臨んだ。

これにより、面接官の心象は独りよがりな動機を語るよりも、かなりよくなったのではないかと思っている。

特に、「なぜ中南米スペイン語圏じゃないとだめなのか」を『Win-Win』で語ることが出来たのは大きかった。

手前味噌だけど、コミュニティ開発の中南米地域派遣はかな~りの人気要請で倍率はかな~り高い。

そんな人気者の中南米派遣志望を『Win-Win』で語ることにより、ただ中南米に行きたい、中南米の文化が好き、スペイン語が勉強したい、という理由で志望する人と差別化できたのではないかな、と考えている。

面接時の詳しい一問一答やオバチャンの話が書かれた記事は冒頭にもリンクを貼ったコチラ↓

海外駐在員だった私が青年海外協力隊になるに至った事の顛末(後編)

2017.06.19

選考試験のことを周りに公言しているか?

2次選考、面接官に確実にされる質問が2つある。

それは、

・ 会社に協力隊のことを言ってあるか?

・ 家族に協力隊のことを言ってあるか?

もし希望職種に絶対に一発で合格したかったら、これは事前に言っておくことをオススメする。

特に会社員は、会社に言うタイミングに悩むだろう。

事前に会社に「私は青年海外協力隊になりたい」などと言っておきながら、いざ蓋を開けてみたら不合格、なーんてことになったらどのツラ下げて会社に行ったらよいのか分かったもんじゃない。

合格が決まった後に、「実は青年海外協力隊の選考に合格したので会社辞めます(休職します)」といった方が安全に決まっている。

そもそもここでリスクを負う意味があるのかどうかも分からない。

と、私もとにかく悩んだ。

選考に落ちて上司や後輩に「あれ、お前青年海外協力隊に行くんじゃなかったっけ?」と嘲笑される悪夢を何度見たことか。

でも最終的に言うことに決めた。

主な理由は、この会社で働き続ける未来を既に想像できなくなっていること。(落ちたら辞めればいいと割り切れた)

現職参加での派遣を希望していたので、その手続きがスムーズに進むように根回ししておきたかったこと。

そして何より、面接官に対し、「今回不合格にしてもまた受けてくれるだろう」とか「希望と多少異なる要請で合格させても辞退しないだろう」、などといった“隙”を与えたくなかったからだ。

こっちの本気度をちゃんと伝えたかった。

こうして私は1次試験合格時点で会社に青年会が協力隊参加意思を表明し、面接時には「会社も承知済みです」と、堂々と言うことができた。

そして合格が決定するまでのおよそ2ヶ月間、本当に安心できない日々を過ごした。

正直、ここでリスクを負うことが結果にどのように作用するのかわからないし、こうすべきだ、なんていっても何の根拠もない。

そもそも会社に事前に言わなくても合格している人はゴロゴロいるわけだし。(希望通りかどうかは別にして)

ただ、ちょっと根性論的だけど、ここで自身の覚悟を伝えられることは、それが出来ない人と比較したら、面接官の心象に有利に働くのではないか、と、ただ、そう信じたい。

なので、もし覚悟が固まっているのなら、私は無責任に、会社に前もって言うことを強く勧める

あとがき

そんなこんなで、私は希望職種(しかも第一希望の中南米へ)一発で合格する運びとなったとさ、めでたしめでたし。

と、ただの合格したやつの自慢話に聞こえてしまったら申し訳ない。(そうならないように意識して書いたけど)

合格ノウハウってよりは自身の経験に基づいた、やや根性論寄りの、再現性のないアドバイスかもしれないけど、まあそんな記事があってもよいかな、とね。

いつか誰かの役に立てれば、ね。

一番最初にブログ書きたいと思ったきっかけが、「選考試験で追い込まれている人のために何か情報を残したい」だったので、この記事が書けてよかった。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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