進路に悩む大学生にサラリーマンの魅力をサーフィンに例えて話したった

元社畜のオチョ(@diadecanicula)だけど、これは青年海外協力隊になる前、そろそろ今いる会社に見切りをつけようかな~、と考えていたちょうどその頃の話。

 

私はある大学生に出会った。

 

大学2年生の彼は将来の進路について悩んでいて、興奮気味に私にこんなことを言ってきた。

 

大学生
どうしてサラリーマンになったんですか?

 

大学生
どうして今の仕事に就こうと思ったんですか??

 

大学生
他の選択肢と迷わなかったんですか???

 

自分は何者かになる、と、どこかで信じていた若かりし頃。

そんな若者が、これから就活をして、社会に出てフツーのサラリーマンになるこという現実の道筋が想像できず、否、想像できてしまうのが怖くて仕方ないといった様子だった。

そんな彼の恐怖を少しでもやわらげようと私は、サラリーマンの魅力を分かりやすく伝えることにした。

 

オチョ
ぼくがサラリーマンを経験して感じた魅力は、例えるならサーフィンの魅力に近いかな・・・

 

そんな話をした。

 

 

会社が持つ個人が持ち得ない力

何十年、大企業ともなれば100年以上も続いた会社というのが日本にはたくさんある。

そんな数々の会社には一個人が持ち得ない力がある。

豊富な経験をもった優秀な人材。

長年培った経験値と技術力。

潤沢な資金。

社会的な信用。

といったものだ。

 

あの大きな海にある、うねる波もまた一緒だ。

人の力で、あの海の、あの大量の水を動かして波を作ることなどできない。

波は、地球が自転・公転する動きや、月の引力などといった自然の力によって作られる。

大自然の、大きな力によって。

 

 

会社に属してその力を使うこと

会社に属すると、その大きな力を使う権利が得られる。

その力を駆使すれば、身の丈以上の巨大な機械を作ることができる。

一般人が絶対に入れないような区域に入ることができる。

海外と日本の間を何度も往復することだって可能だ。

 

それはまるで、波に乗っているときのようだ。

自然が生み出した波の圧倒的な力に押されて海の上をとんでもないスピードで疾走するときのあの興奮と爽快感、あれは、ぼく一人の力では絶対に得られない。

会社に属して、組織に属して、色んなしがらみをもかき分けながら、会社の大きな力を乗りこなしたとき、そこで得られる快感は、サーフィンで得られる快感と通じるものがあるんだ。

 

 

波に乗れるか乗れないか

でも、残念ながら全ての人が波に乗れるわけではないのも事実だ。

波に乗る実力が足りなくて海に落ちてしまう人。

波には定員があって、そこからあぶれてしまう人。

時に波は大きく荒れて、その大きすぎる力に飲み込まれてしまう人。

あるいは、波が全く起きなくて、海にポツンと浮かんでただただ波を待つしかない人。

運よく最初からずっと乗れている人もいれば、何度も落ちて徐々に上手くなる人、全く乗れない人。

向き不向きもあるだろう。

努力が結果に結びつかない場合だってある。

それは様々だ。

 

 

波に乗れていた頃

ぼくは運のいいことに、その波に割と早い段階から乗ることが出来た。

サラリーマンになったことにより、一般人が絶対に入れないような厳しいセキュリティをパスし、ぼく一人の力では絶対に見ることのできない景色をたくさん見ることができた。

何億、何十億といった莫大なお金が動くプロジェクトを自身の判断で動かすときは興奮で手が震えた。

会社のお金で何度も海外に行ったり来たりして、旅行では絶対に泊まらないようないいホテルに泊まった。

シンガポールでプール・ジムが付きの高級マンションに住んだ。

接待と称して夜景のきれいな高級レストランで食事したりすることもできた。

若いうちからバリバリと働く、そんな自分が誇らしかった。

サラリーマンは退屈だ、なんていう人もいるけど、ぼくはその生活を、しんどかったけど、でも純粋に楽しんでいた。

 

 

全てを波に委ねてはいけない

ところがあるとき、ぼくはその波からふるい落とされた。

大きな波がきたのか、サメでも現れたのか、なんだかよく分からないけど、自分ではコントロールできない大きな力に突然のまれて、気がついたらぼくは一人、波のない海にポツンと浮かんでいた。

一瞬のことだった。

 

突然決まった人事異動、引継ぎ、引越し、周りの人間関係の整理、バタバタして、グワーーーっともみくちゃされて、気がついたときには日本のオフィスで全くやりたくもない仕事をパソコンに向かってカタカタやっていた。

そこで気づいた。

ぼくは自分の実力でここまでやってきたと思っていた。

でも違った。

全部波次第だったんだ、と。

不満をたれる私に上司は、波が起きるまでもう少し待ってくれ、といってきた。

波を待って、それから?

波がきたらまた乗って、それから?

波が荒れたらまた落ちて、色んなもの失って、んでまた次の波が来るまで待つの?

ぼくは「いやだ」と答えた。

そしてその海から出ることに決めた。

もう波に委ねた人生はごめんだ、と思った。

 

 

会社から出たサラリーマンの戯言

いえた立場でもないけど、やっぱサラリーマンという生き方は、なかなか魅力的なものだと思う。(もちろんブラック企業とか、過労自殺とか、そんな会社は論外だけど)

波に乗り続けて、楽しい人生の時間を過ごしている人だってたくさんいる。

自立して家庭を持って子供を育てて、素晴らしいことだ。

要は乗り方と、乗るにあたっての心構え次第だろうと思う。

会社がいつ牙をむくかなんて分からない。

そんなときに備えて、自分の力を過信したり、力を会社に依存し過ぎたりせず、程よい距離感で、いざとなったら次の海へ次の海へとうま~く渡り歩く器用さと余裕が持てたらいいんだ。

最初に乗った波が全てじゃないんだし。

海を変えたら別の波があるし、見える景色も全く別のものだしな。

 

自分が酷い目にあったからといって、サラリーマンを頭ごなしに批判する気にはなれない

 

だから「サラリーマンてどうなの?」と聞いてきた大学生には、その魅力と注意すべきところを自身の経験に基づいて伝えることにしたんだ、こうやってサーフィンに例えて。

さて、この話しをしたあの坊やは、ここからどんなことを感じてくれただろうかな。

 

 

さいごに

あ、そうだ、一つ言い忘れていたことがあった。

オレ、サーフィンしたことない・・・

 

 

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