スペイン語単語の語彙数を飛躍的に上げる3ステップ記憶法のやり方




「この単語、何回やっても覚えられない・・・」

 

「あれ、また同じ単語を辞書で引いてる・・・」

 

「昨日覚えたばっかなのにもう忘れてる・・・」

 

 

スペイン語に限らず外国語の単語を勉強しているとこういうの、よくありますよね。

ドラえもんが暗記パンでも出してくれない限り、一度勉強しただけで単語を完璧に記憶するのってなかなかできません。

スペイン語の語彙力アップという課題に対し、私は自ら単語帳を作って覚えるという方法で取り組んでいます。

 

スペイン語単語帳の作り方についてはコチラの記事で書きました▼

スペイン語の語彙力をアップしたいなら単語帳を買うのではなく作って覚えるべし

2018-07-17

 

今回はその応用編として、この単語帳を使って私が如何に単語を覚えているか、そのやり方をご紹介します。

さすがに1度勉強しただけで全てを記憶するのは困難なので、私は単語を記憶に定着させるために3ステップで覚えるようにしています。

そんな3ステップ記憶法です。

 

 

スペイン語単語記憶法ステップ1 単語帳を作って語彙数を上げる

スペイン語の単語を書いたメモ

私の紹介した単語帳作りを実践している人はステップ1で特に何もする必要はありません。

なぜなら記憶法のステップ1は「単語帳を作ること」だからです。

上に紹介した記事にも詳しく書いたように、単語帳を作る手順は、

 

自作単語帳の作り方

「音読法」でその日覚える単語を5つ決める

その5単語を毎日積み重ねる 

 

を繰り返すことで作っています。

同じ単語帳でも、本屋さんにいってお金を出すだけで手に入る単語帳とはまったくの別物。時間も手間もかけた自分だけのオリジナル単語帳です。

この単語帳を作るという作業そのものが単語を記憶に定着する過程で重要なステップなのです。

3ステップのなかでも恐らくこの最初の1歩が最も重要で、また、もっとも手間のかかる作業です。

語学は(特に独学で学習する場合は)単純な勉強時間よりも、何日間、何週間、何ヶ月間・・・と、継続した期間のほうがより大切だと思っています。

興味のある方は、先ずこの単語帳作りの土台となっている「音読法」からスタートしてみてください。

 

音読法の詳しいやり方はコチラの記事にまとめました▼

音読で 独学する スペイン語

JICA講師に教わった最強のスペイン語独学勉強方法「音読法」のやり方とコツ

2018-07-14

 

 

スペイン語単語記憶法ステップ2 繰り返し読んで頭に記憶する

スペイン語単語を何度も読んで記憶するイメージ

記憶法ステップ2は、通常の書店で買った単語帳を使ってする勉強方法となんら変わりません。

ひたすら読んで書いて単語とその意味を記憶します。

ここで大事なのはこの時点で既に頻繁に使っていたり印象が強かったりして、

 

「もうこの単語は忘れないだろうな~」

 

自信を持って“覚えた”、といえる単語と、

 

「う~ん、この単語はまた時間が経ったら忘れそうだ」

 

と、まだ自信を持てない単語とに分類すること、

 

そして、自信を持てない単語により多くの時間を割いて学習することです。

 

人によって、覚えられない単語にマーカーをひいてみたり、逆に覚えた単語を黒塗りして見えないようにしたりと、色んなやり方があるかと思います。

そこは、各々の好きなやり方でやっていただいてかまいません。

私の場合は特にマーカーしたりはしませんが、覚えづらい単語があると外を散歩しながら何度も繰り返し口に出して覚えるようにしています。

歩きながらのほうがなんか覚えやすいんですよね。

でも歩きながら単語帳を読むのは歩きスマホと同じくらい危険なので、適度に周囲に気を配ったり、単語帳を見るたびに立ち止まったりと、気をつけないといけません。

 

 

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スペイン語単語記憶法ステップ3 画像を使ってイメージで記憶に定着させる

面白い画像を見つけたスペイン人

ステップ1、ステップ2を経てある程度スペイン語の単語とその意味が覚えられたら、仕上げは画像を使って「言葉」ではなく「イメージ」で単語の意味を記憶に定着させます

「言葉」よりも「イメージ」のほうがインパクトが強いので頭にすんなり入ってくるし、一度頭に入ったら思い出すのも簡単になります。

 

例えば、

 

destacar: 際立たせる、強調する

 

という単語があります。

私は最初、この単語を覚えるときなかなか頭に入ってこなくて苦労しました

 

「やっべ、またdestacarを辞書で引いてしまった!!」

 

と、悔しい思いをしたこともありました。

 

でも、Googleに「destacar」と打ち込んで出てくる画像をみてみると、

 

スペイン語destacarのイメージ

 

あ、なるほどこういうイメージか!

「数あるものや人の中からある1つに焦点を絞るようなイメージ」

ということがわかると、それ以来destacarという言葉を辞書で引くことはなくなりました。

 

スペイン語単語destacar辞書で引く

 

こんな風に、紙に書かれた「文字」をひたすら読んで覚えるよりも、この単語がもつ「イメージ」をGoogle画像検索を利用して覚えるほうが記憶に定着しやすい、というひとつのよい例です。

他にも、Google画像検索を使って「イメージ」で覚えるほうがより効果的な単語はたくさんあります

 

以下の記事にGoogle画像検索を使った勉強法を推奨する理由をまとめております▼

画像(イメージ)で覚えるスペイン語

覚えづらいスペイン語の動詞をGoogle画像検索を使ってイメージで記憶するコツ

2018-07-19

 

特にスペイン語の動詞を覚えるときは、その単語のイメージが文字からはなかなか沸かないので、この画像検索をとても重宝しています。

 

 

語彙数をあげたいならスペイン語単語3ステップ記憶法がおすすめ

スペイン語の語彙数が増えていくイメージ

以上が、私がスペイン語単語を記憶するときに実践していて、尚且つ他のスペイン語学習者にもおすすめしたい3ステップ記憶法のやり方です。

このやり方のいいところは、一度記憶に定着したらなかなか忘れないことです。

仮に自分の頭でひねり出すことができなくても、文章や会話の中にその単語が出てきたらぱっと単語の意味とイメージが前後の文脈から出てくるくらいには記憶できています。

また、最終的に「イメージ」を頭に刷り込むので、単語の意味を思い出す際にいちいち「日本語の意味」を言葉で思い出す必要がなくなります。

なので、文章や会話の意味を理解するまでに時間がかかりません

この意味変換のスピードをアップさせると、実用的なスペイン語に近づいていきます。

例えばDELEなどのスペイン語検定試験を受ける人は、限られた時間の中で解答しなければならないので、この意味変換のスピードがとても大事です。

また、ビジネスで使う場面であっても、意味の変換に時間がかかっていると作業効率がその分だけ低下してしまいます。

このように、最終的に何かしら用途があってその目的で勉強している人には一層、この3ステップ記憶法で単語を覚えることをおすすめします。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

一部上場企業での海外営業、シンガポール駐在を経て、いろいろあって気がついたらグアテマラでボランティア。30にして「レールから外れる」を経験した男の働き方観、離婚経験を含む生活観、そしてボランティアとして生活したグアテマラの魅力、スペイン語学習方法を中心に発信します。