外国語・語学が苦手、才能がないという人に共通する特徴と勉強方法

外国語・語学が苦手、才能がないという人に共通する特徴と勉強法




若者A
わたしって語学苦手だからみんなより覚えるの遅いんだよねぇ

 

若者B
多分語学の才能がないんだよなーおれ

 

若者C
しょーがないじゃん、留学とかしたことないんだし・・・

 

このようなセリフを言う人に決まって共通する性格的な特徴があります。

それは、

 

真面目で完璧主義

 

オチョ
どうして真面目な人ほど外国語が苦手になっちゃうんだろう?

 

ホセ
う~ん、性格そのものが問題というよりは、そういう人がやりがちな勉強方法に誤りがあるのかもね

 

みんな子供のときはだいたい同じくらいのタイミングで日本語がしゃべれるようになるのに、大人になるとどうして外国語の習得スピードに差がでるのか?

語学が苦手だ、覚えられない、という人に

 

いったいどんな勉強方法をしているの?

 

と聞くと、

真面目で完璧主義な人が共通してやってしまいがちな、とあるやってはいけない勉強方法をしてしまっている傾向があることに気がつきます。

この記事では外国語・語学が苦手という人ほどやってしまいがちなやってはいけない勉強方法とはなにか?ならばどのような勉強方法に変えるべきか?を中心に書きます。

 

また記事の最後に、私が実践しているおすすめの勉強方法についても紹介しています。

 

 

真面目な人がやってしまいがちな「やってはいけない」外国語勉強方法

真面目な人がやってしまいがちな「やってはいけない」外国語勉強方法

外国語の習得、語学の勉強方法として「やってはいけない勉強方法」とはなにか?

 

それは、

 

文章を端から端まで翻訳すること

 

です。

外国語の文章をはじめから一単語一単語丁寧に読んでいき、分からない単語を見つけたらその都度、辞書を引いて日本語の意味をノート(またはそのわからない単語のそば)に書いて、また続きから文章を読み始める、といったやり方。

 

長い時間をかけて最後まで読みきってその外国語文章の日本語バージョンを作ったところで満足していませんか?

 

これではいつまでたってもなかなか外国語を習得できません

私の経験上、仮にその文章に出てきた単語を全て記憶できたとしても、あなたがその言葉をしゃべれるようになることはないでしょう。

私自身、学生時代はずっとそんなやり方をしていて、テストではいい点を取れていましたが、その状態でイギリスに語学留学したら大変な目にあいました・・・

 

私の初海外渡航の珍道中はコチラの記事で赤裸々に告白しております▼

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翻訳作業が損なう才能より大きな外国語習得に欠かせないもの

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なぜ、しゃべれるようにならない、と断言できるのか、

それは、このような端から端まで翻訳するという勉強方法を続けていると以下の、外国語の習得に必要なものを失ってしまうからです。

 

外国語を習得する時間を失う

端から端まで翻訳、文章を読んでいても分からない単語に出くわしたらその都度立ち止まって辞書を引いて、意味を書いて、また読んで、分からない単語に出くわしたら・・・

 

こんなこと繰り返してたらひとつの文章読んでいる間に日が暮れてしまいます!!

 

当たり前ですけど、単語って全てが平等に大事ってわけではありません。

日常会話にたびたび出てくる頻出単語から、ある分野のスペシャリストしか使わないようなレアな単語まで様々あります。

必ずしも、重要度にあわせて時系列に単語が出てくるわけではないのに、文章に出てくる単語を一つ一つ時系列順に意味を調べて勉強するなんてめちゃくちゃ効率悪いです。

そうして外国語を勉強する時間を失っていきます

初心者こそ、頻出単語により多くの時間をかけて効率よく学んでいかなければなりません。

 

外国語を習得するやる気・モチベーションを失う

さて、非効率な勉強方法で時間を失うことと関係して更に失ってしまう大事なもの、それが外国語を習得するやる気(モチベーション)です。

一つの文章を読むのに1時間も2時間もかかっていたらそりゃ疲れてしまいますよ・・・

そして疲れたら・・・毎日継続なんてできませんよ・・・

 

若者B
この夏休みの目標は英語を習得することだ!

 

そういって結局3日坊主で挫折してしまった経験とかありませんか?

 

オチョ
私はありますよ、ええ、ありますとも・・・

 

ホセ
まぁ、あるあるだよね・・・

 

こうやって短期間に集中して外国語を習得しようとすればするほど、初日にはりきって時間をかけてやりすぎてしまって・・・疲れてしまって・・・結局続かないっていう同じパターンですよね・・・

外国語はどんなに頭がよくてもどんなに記憶力がよくても、一朝一夕で習得できるということはありません。一日の長い時間をかけるよちも、短い時間でもとにかく毎日継続することのほうよっぽど大切です。

 

記憶力よりも大事な予測力がつかない

この端から端まで翻訳する勉強方法、最後にして最大の致命的な欠陥、それは、

 

予測力がまったく身に付かないということです

 

予測力とはなにか?

それは、意味がわからない単語が出てきてもその前後の文脈や読んでいる(聞いている)文章の内容からその意味を予測する力のことです。

語学の習得が早いひとと遅いひととの決定的な違いがこの予測力といっても過言ではないかもしれません。

日本語だって実際、小説や漫画を読むにしたって、全ての単語の意味を理解して読んでいるわけではありませんよね。

それでも辞書を引かずとも読み進めて、ちゃんと本の内容を理解できるのは自然とこの予測力を使っているからです。

 

オチョ
ちなみに村上春樹さんの小説は予測力を駆使してもなかなか理解できませんでした・・・

 

外国語・語学習得における予測力の重要性について書いた記事はこちら▼

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なぜ真面目な人ほど外国語が苦手になってしまうのか

なぜ真面目な人ほど外国語を翻訳してしまうのか

日本語では自然できていることがどうして英語、その他外国語になるとできなくなってしまうのか?しかも真面目な人ほど。

恐らくそれは、翻訳しながら外国語を学ぶ、という子供の頃に受けた英語の義務教育で染み込んでしまっているからではないでしょうか?

 

・この英文の意味を日本語に訳しなさい

・この日本語の意味を英語に訳しなさい

 

そんな問題を解いて、正しく書かないと得点がもらえないという環境で外国語を学んでいると、いつしか

 

正しく完璧に翻訳すること=外国語を学ぶこと

 

という意識が染み付いてしまったのではないかと思います。真面目な人ほど

でも外国語は本来言葉であり、言葉が存在する目的は自分の意思や感情を他者に伝える(またはその逆)ことであり、コミュニケーションのツールに過ぎないのです。

どんなに文法的に間違っていても、単語が出てこなくても、知っている単語とジェスチャーや表情を駆使して最終的に相手に伝われば、言語としては正解なはずなのに。

英語・外国語の取得が苦手、それを克服したい、という人はこの本来の言語の目的を思い出し、その目的に沿った正しい勉強方法に慣れる必要があります。

 

 

外国語・語学が苦手な人におすすめな勉強方法は音読

外国語・語学が苦手な人が忘れがちな言語の本来の目的

英語・外国語の取得が苦手、というひとにおすすめする勉強方法は「音読法」というやり方です。

 

・辞書で引く単語は1日5つまで

・声に出して早口で音読

 

といったルールを守りつつ、「声に出して読む」ことを学習の軸にして「予測力」を鍛えつつ発音や単語の勉強ができます。

「声に出して読む」ことを学習の目標にすると、翻訳の重要性が薄まり、自然と翻訳作業から脱却できるようになります。

 

私の場合はこれをスペイン語の学習で実践しておりますが、他の語学にも応用できるやり方だと思います▼

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音読のいいところはなにより、時間をかけずにできることです。

文章を読んで理解する、までを目標にするとそれなりに時間がかかりますが、「声に出して読む」が目標なら、1日30分でも、忙しかったり体調が悪かったりしたら1日10分でも実践することが可能です。

1日10分でもいいんだ、となれば肩に力も入らずに毎日継続できます。

外国語が苦手、でも克服したい、という人は是非この音読を軸にした勉強方法にシフトしてみてはいかがでしょう。

 

 

その他スペイン語基礎文法学習者向けに書いた記事がこちら▼

>>>[初心者向け]独学ではじめてのスペイン語を勉強するなら文法と会話フレーズの平行学習がオススメ

>>>JICA講師に教わったスペイン語動詞の活用学習方法

>>>超簡単!スペイン語のSaberとConocerとPoderの違いを分かりやすく解説

 

スペイン語の語彙力、単語力アップのための勉強法について書いた記事がこちら▼

>>>スペイン語の語彙力をアップしたいなら単語帳を買うのではなく作って覚えるべし

>>>覚えづらいスペイン語の動詞をGoogle画像検索を使ってイメージで記憶するコツ

>>>スペイン語単語の語彙数を飛躍的に上げる3ステップ記憶法のやり方

 

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ABOUTこの記事をかいた人

一部上場企業での海外営業、シンガポール駐在を経て、いろいろあって気がついたらグアテマラでボランティア。30にして「レールから外れる」を経験した男の働き方観、離婚経験を含む生活観、そしてボランティアとして生活したグアテマラの魅力、スペイン語学習方法を中心に発信します。