グアテマラの代表的な観光地の一つ、アンティグア
アンティグア(Antigua)はスペイン語で「古い」を意味し、その名の通りかつては首都として機能していた古都であるこの地は、京都などと同じように、町自体が世界遺産として登録されており、スペイン統治時代から残るコロニアル様式の古い教会や石畳が今も当時のまま保存されています。
グアテマラに来た旅行客でアンティグアを訪れない人はまずいないでしょう。
ラグビーとマラソンと、なぜかタロットカード占いが趣味のオチョ(@diadecanicula)だけど、そんなグアテマラの古都アンティグアで行われてたハーフマラソン大会、「Medio Maraton Las Rosas」に出場して無事完走いたしました!
そのときの経験を踏まえてハーフマラソン大会レポート(大会概要、登録方法、完走・・・否、感想)をここに書きます。
記事の最後には感想とあわせて走りながら撮った美しい写真の数々も載せておきます。
なお、私が参加したのは2018年のことで、時期や登録費用などは当時の情報に基づいています。最新の情報はマラソン大会のホームページなどから確認する必要があります。
Contents
アンティグアのマラソン大会 Medio Maraton de Las Rosas 概要(時期、コースなど)
先ず、このアンティグアハーフマラソン大会の概要です。
正式名称はMedio Maraton Las Rosasといいます。Rosaはスペイン語でバラを意味します。
観光地として有名なアンティグアの旧市街を通り抜けたり、アンティグア富士とも言われる、文字通り富士山のような美しいアグア山をみながら走ることができる、観光客にもすごーく魅力的なイベントです。
アンティグアハーフマラソンの時期
毎年7月中旬頃に開催されます。私が参加した2018年は、7月15日の日曜日に開催されました。
この時期グアテマラはちょうど雨季なのですが、アンティグアは常春といわれるほど1年を通して穏やかな気候です。また、出走は雨の降りにくい早朝7時30分なので、天気には恵まれるのではないかと思います。私が走ったときもカラっとした青空が広がるマラソン日和のとてもいい日でした。
グアテマラは赤道に近い国ですが、標高が高いので(アンティグアは1500m)湿気もあまりなく、時より心地よい風が吹いてきます。
ただ標高が高い分、日差しが強いので日焼けをしたくない人はクリームと帽子は必須アイテムです。
アンティグアハーフマラソンのコース
歴史的な建造物から美しい自然まで丸ごと楽しめてしまうのがアンティグアハーフマラソンの魅力
アンティグアの中心にある公園、パルケセントラルからスタートし、周辺の町をぐるりと1週するいたってシンプルなコースなので、道に迷う心配はありません。
また、坂もほとんどない平坦な道なので、自分のペースを保ちながら気持ち良く走ることができます。
ただ、一点注意が必要です。
世界遺産として保護されている旧市街を走るので、地面がこのように石畳になっているところがコースの1/3くらいはありました。
コース脇にはフラットな歩道もありますが、そこには他のランナーがいたり応援している町の人がいたりするのでなかなか走ることができません。
足首、ひざを中心に走る前に十分ストレッチをして、無理せず1歩1歩しっかり歩を進めるよう注意が必要です。
アンティグアハーフマラソンの参加費
参加費用はQ100です。
1Q(ケツァール) = 16円で計算すると、およそ1600円程度になります。
ちなみにインターネットで登録するとQ110と、手数料としてQ10支払うことになります。
記念Tシャツと完走後のメダルなど込みのお値段です。
旅の思い出に払う値段としてはお安いかと。
アンティグアハーフマラソン大会への登録方法
さて、ここからは気になるアンティグアハーフマラソンの登録方法について。
この大会はSports & Marketingという、グアテマラを中心とする中米各国でマラソン大会を通じてスポーツ振興とビジネス機会の創出を目的とした企業によって運営されています。
まず、Sport And Marketingのホームページに飛んで、ここからAntigua Medio Maraton Las Rosasに出場するための個人情報(名前、パスポートNoなど)の登録をします。登録ができると、IPUを取得することが。
IPUとは Identificador Personal Únicoの略です。まあ、登録番号くらいに思っていれば問題ありません。
ここからは2通りです。
グアテマラで登録する場合
グアテマラに滞在している、長期で旅行しているなどの理由でグアテマラ現地で登録可能な人はBAMという銀行の窓口で参加費のQ100のを支払って登録します。
窓口で、
Antigua Medio Maraton Las Rosas
に参加したい旨と、
Trans No
とよばれる振込み番号を伝えれば受付の人が対応してくれます。あらかじめ大会のホームページをスマホの画面に映した状態で窓口に行き、それを見せながら話を進めるとスムーズです。
グアテマラ国外で登録する場合
日本など、グアテマラ以外の国からの登録も可能です。
先ほどのSports & Marketingのホームページから、IPUを取得したあとそのまま支払い画面に進めるので、そこでクレジットカード情報などを入力して支払い完了すれば登録できます。(但しスペイン語です)
Sports And Marketingのホームページはコチラ
ゼッケン受け取り
登録が終わると、銀行支払いの場合はレシートを、ホームページから登録した場合は支払い完了の通知をそれぞれもらえるので、それを大会前日に会場に持参してください。
ホームページなどで公示されている該当の受け取り場所に行き、そこで持参した支払い証明と引き換えにゼッケンをもらい、係員の支持に従ってください。
私のときはこの受け取り会場でゼッケンをコンピューターにかざしすことで登録が完了しました。
また、大会公式Tシャツもここで受け取ることができます。Tシャツのサイズはその場で試着しながら選ぶことができました。
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アグア火山と古い教会と石畳と、アンティグアハーフマラソンの感想と写真
ハーフマラソンの出走が朝の7時30分なので6時ごろに起きて、7時にはホテルを出てパルケセントラルに歩いて向かいました。
到着すると、既に多くのランナー達がパルケセントラルでウォーミングアップをしています。
私は記録を狙うガチ勢ではないので、スタートダッシュに巻き込まれないように後のほうに陣取ります。
アンティグアの石畳には十分気をつけつつ、いざ出走!
天気にも恵まれ、気候もよく、坂も無いコースなので終始すがすがしい気持ちで走ることができました。
美しい教会の近くを通ったり・・・
正面に美しいアグア山を眺めたり・・・
遠目には先日噴火で大きなニュースになったフエゴ山も見ることができます(写真向かって左)。木がなくなり、山肌がはげて見えてしまっているところからも、噴火の威力の凄まじさが想像できます。
しかし、このアンティグアハーフマラソンの一番の魅力は、美しい自然の風景でも荘厳な歴史的建造物でもありませんでした。
このハーフマラソンの一番の魅力は沿道から暖かい声援や拍手を送ってくれるアンティグアの人々でした。
彼らが親しみを込めて、
「アニモ!チーノ!」(チーノはこの場合中国人の意ではなく、アジア人に向けた愛称として)
という声援を受けるたびに足取りが軽くなってついついペースも上がってしまいます。
ゴールが近づいてきた!
アンティグア中心地の石畳が疲れた足を最後に痛めつける・・・
食いしばりながら走っていると・・・あれは・・・アンティグアのランドマーク的建造物「エル・アルコ」だ!あと少しだ!
・・・
・・・
・・・
ずてーーーーー!
間もなくゴール、というところでエル・アルコに気を取られた瞬間、盛大にコケました!(笑)
幸い、とっさに前まわり受身をとったので怪我はなく済みました。(高校のとき体育の授業で柔道やっててよかった~)
最後にもう一度言います、
石畳はとても走りにくいので、足首、ひざを中心に走る前に十分ストレッチをして、無理せず1歩1歩しっかり歩を進めるよう十分ご注意を!
おすすめ!グアテマラの世界遺産を走るアンティグアハーフマラソン
私は友人達と走りましたが、6人中4人がハーフマラソン初経験というなか、全員無事完走しました。
みんなだいたい2時間30分前後と好タイム。やはりアンティグアの気候がいいことと、コースが坂の少ないなだらかなことがよかったみたいで、マラソン初心者も楽しめるおすすめの大会です。
世界遺産の古都を走るアンティグアハーフマラソン、この時期にグアテマラを訪れる人は旅の思い出に是非いかがでしょう?
観光地なので周辺にホテルも数多くあり、美味しいレストランもたくさんあるので完走後のご馳走にも困りません。
因みに私はこのマラソン後においしいステーキを召し上がりましたとさ。
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