グアテマラの職人さん 民族衣装(ウイピル)をあしらったカラフルでかわいい小物・アクセサリー

グアテマラの職人さん 民族衣装(ウイピル)をあしらったカラフルでかわいい小物・アクセサリー




ボランティアA
オチョ、今度オチョの任地いきたいんだけど、いつ空いてる?

 

やってきましたこの連絡。今日も誰かが私に会いたくて連絡を・・・

 

カルロス
いや、んなわけねーだろ!

 

オチョ
えー、ちがうのかぁ

 

残念ながら、わたしが人気者なわけではありません。

彼らのお目当ては、帰国する前に日本の家族や友人にお土産を買うこと、そのためにわたしが活動で関わっている職人さんを訪問することです。

 

さて、今回はそのなかでも最も隊員人気の高いアクセサリー職人のパブロさんを紹介します。

グアテマラの職人さんとの交流から生まれる様々な感動や心の動き、この記事を読んでいたいた皆さんとも、ほんの少しでもそんな感覚を共有できたらなぁ、と思います。

 

 

かわいい小物・アクセサリーを作るグアテマラのアクセサリー職人パブロさん

グアテマラのアクセサリー職人パブロさんとの交流を通じて

さて、そんなボランティアに大人気のかわいいアクセサリーを作る職人さんというのがコチラのパブロさんです。

パブロさんは以前にボランティアがホームステイしていたこともあり、兼ねてからボランティアとの交流をしてくださっていた職人さんです。

そんなパブロさんは今年で60歳、2人のお子さんと2人のお孫さん(2人目は生まれたばかりの赤ちゃん)に囲まれたおじいちゃん。

日本なら還暦を迎えるというお年でありながら今も現役で手作りのアクセサリーを、全て手作りで、せっせと作っています。

 

 

グアテマラのアクセサリー職人パブロさんの作品

グアテマラのアクセサリー職人パブロさんの作品

こちらはお孫さんのフアン・エミリオくん

パブロさんの作品がなぜ人気なのか?ボランティアたちはみんなどうしてパブロさんのところでお土産を買おうとするのか?

その理由は、まあわたしがその魅力を語るより実際に見ていただくのが早いかと・・・

 

グアテマラのアクセサリー職人パブロさんの作品

 

グアテマラのアクセサリー職人パブロさんの作品

 

グアテマラのアクセサリー職人パブロさんの仕事感をインタビュー

 

んめっちゃかわいいいいいーーー!

もはや説明不要のかわいさ!

 

グアテマラのアクセサリー職人パブロさんの作品

 

特に女性に大人気なのはコチラのピアス。

ボランティアが来ると大人気で毎回大量買いしていくので品薄状態になってしまいます。

 

そんなかわいい作品たち、かわいさの秘密とは?

 

オチョ
デザインはどこで学んだんですか?

 

パブロさん
ベースになっているのはマヤの伝統柄です。インディヘナ女性の伝統衣装(ウイピル)は地域によって独特の柄を持っているのでそれをベースにして、あとは全部独学で、自分で編み出したオリジナルのデザインで作っています

 

オチョ
ひえ~~~、独学なんてすごいですね!

 

パブロさん、なんと8歳のときからアクセサリー作りを始めたそうで、デザインや色使いは子供の頃から経験で積み重ねたオリジナルとのこと。

 

オチョ
ちなみにデザインのパターンってどのくらいあるんですか?

 

パブロさん
ん~特に数えたことはないけど、だいたい5-600くらいかな?色の組み合わせを変えたらもっとかな

 

つ・・・つまりデザインは無限大!!

色やデザインの組み合わせを変えたら自分だけの一品もののアクセサリーも作ることができます。

 

 

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グアテマラのアクセサリー職人パブロさんの仕事、制作工程に密着

アクセサリー職人パブロさんの仕事、制作工程に密着

さて、これらのかわいい作品の数々はどのような工程で生まれるのでしょうか?パブロさんの仕事を見てみましょう。

パブロさんが8歳のときから使っているのがこの機織機。

 

え、これが機織機?

 

アクセサリー職人パブロさんの仕事、制作工程に密着

 

機織機というとこのような木でできた大きなものを想像する人が多いかと思いますが、パブロさんは8歳のときから使っているこのミニチュアの機織機を器用に操作して、繊細なデザインのアクセサリーをいとも簡単に作り上げてしまいます

 

アクセサリー職人パブロさんの仕事、制作工程に密着

 

それはまさに職人技!

小さな機織機を器用に使いこなして一本一本の糸が織られて鮮やかな作品になっていくのはまるで魔法のようです。

 

オチョ
すごーい、あっという間に作品になっちゃった!

 

パブロさん
いやいや、作品として作りこむのはここからだよ

 

できた布をせん断して、濡らして、プレスして、引っ張って、アイロンをかけて、天日干しして・・・

 

こうやって何日も手間ひまかけて布の強度をあげると、ようやく作品として完成します。

 

アクセサリー職人パブロさんの仕事、制作工程に密着

 

できた布はリボンになったりブレスレットになったりピアスになったり本のしおりになったり・・・

 

オチョ
そしてそれらが消費者の手元に届いて誰かの笑顔につながるんだね、ものづくりって素敵だな~

 

 

グアテマラのアクセサリー職人パブロさんの仕事感をインタビュー

かわいい小物・アクセサリーを作るグアテマラのアクセサリー職人パブロさん

パブロさんのおじいちゃんの時代から代々続いてきた生粋の職人パブロさん、そんなパブロさんの仕事感について聞いてみました。

 

オチョ
パブロさんはどうしてこの仕事を始めようと思ったんですか?

 

パブロさん
始めたのが8歳の頃だからね、他の選択肢から選んだっていうよりは、これをするのが当たり前っていう感じではじめたよ

 

オチョ
なるほどー、なるべくしてなった、っていう感じなんですね~

 

パブロさん
でもずっと順調だったわけではなくて、辞めようと思ったことも何度かあるよ、お金にならなくて

 

オチョ
そ、そうだったんですか・・・(辞めずに続けてくれてよかった)

 

パブロさん
おかげさまで今は順調だけど、ただこの技術を引き継ぐ後継者が見つからなくて、それが少し悩みかな

 

オチョ
あれ、お子さんがいらっしゃいますけど

 

パブロさん
子供に引き継がせることも考えたけど、彼が別の道に進みたいといったので、それを尊重したよ。職人なんていつまで続くかわからない不安定な仕事だからね、強制はできない

 

オチョ
なるほど~、外野の私からしたら少しさみしい気もしますけど、それも仕方ないですね

 

パブロさん
でも後継者の候補はいて、今修行しているところだよ、まぁ腕はまだまだだけどね

 

後継者の方が育ってこの技術が受け継がれたらいいな、と願うばかりです

 

オチョ
最後に、パブロさん、お仕事は楽しいですか?

 

パブロさん
うん、もちろん!じゃないと続かないよ(笑)デザインを試行錯誤して集中して作り上げて、そうしてできたものをたくさんのひとが「好き」といってくれたときほど嬉しいことはないよ

 

オチョ
パブロさんの作品、私も好きです

 

パブロさん
ありがとう

 

 

グアテマラのアクセサリー職人パブロさんとの交流を通じて

グアテマラのアクセサリー職人パブロさんの作品

職人さんの生き方って本当にステキだなぁ、と尊敬の念を禁じえない今日この頃です。

長い歴史のなかで培われてきた技術とアイデア、そこから生み出された作品を手にしたときの感動は、表現するのが難しいけど、最新のアイフォンを手に入れたときの感動とは別の種類の、なんとも形容しがたいものです。

 

そしてもうひとつ、パブロさんとの交流で感じるのは、先輩ボランティアさんが作ってくれた現地の人との良好な人間関係って、ホント大切な財産だなぁということ。

歴代のグアテマラボランティアたちと交流を続けているパブロさん、そのおかげでパブロさんとの交流は到着して間もない、まだ右も左もわからない状態からスムーズにスタートしました。

 

カルロス
お前もそんな人間関係をこれからグアテマラに来る人に残せるようにがんばれよ!

 

オチョ
うん、そうだね

 

青年海外協力隊のみなさん、いつかその地を訪れる誰かのために、現地の人との良好な人間関係を意識して日々活動しましょう。

 

その他、グアテマラの職人さんとの交流シリーズはコチラです▼

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ABOUTこの記事をかいた人

一部上場企業での海外営業、シンガポール駐在を経て、いろいろあって気がついたらグアテマラでボランティア。30にして「レールから外れる」を経験した男の働き方観、離婚経験を含む生活観、そしてボランティアとして生活したグアテマラの魅力、スペイン語学習方法を中心に発信します。