点過去と線過去の使い分け、スペイン語を学んでいると悩みますよね
英語だったらそんな使い分けせず、動詞の最後に -ed をつければ過去形になったわけですから。
もしかしたら使い分けが苦手で、活用が比較的簡単な線過去で全部言ってしまっている人もいるかもしれません。
でも、こういうのは勉強しはじめが肝心です。
変なくせをつけると後になって直しにくくなってしまうので、学習初期のうちに使い分けを繰り返し練習する必要があります。
というわけで、この記事では日本の昔話を使ったスペイン語の点過去・線過去のイメージをつかむ練習方法を紹介します!
Contents
レッスン1 桃太郎の冒頭シーンは点過去?線過去?
例文: おじいさんが山で柴刈りをしていた頃、おばあさんは川で洗濯していた
点過去と線過去を勉強するとき、まず始めに二つの動詞が出てくる文章を使ってそのコントラスト(対比)をイメージしながら学ぶとよいです。
Cuándo el abuelo colectaba leñas, la abuela lavaba ropas.
彼が日本で働いていた頃、彼女はアメリカで働いていた
Cuándo él trabajaba en japón, ella trabajaba en estados unidos.
東京で雨が降っていたころ、大阪で雪が降っていた
Cuándo llovía en Tokio, nevaba en Osaka.
父が大学生だった頃、私は赤ちゃんだった
Cuándo mi padre era estudiante de universidad, Yo era bebé.
などなど
レッスン2 桃が流れてくるシーンは点過去?線過去?
例文: おばあさんが洗濯していたときに大きな桃が流れてきた
これも、先ずは二つの動詞のコントラストをイメージしてみよう
洗濯していたときに桃がきた
洗濯しているときに・・・桃がきた・・・
Cuándo la abuela lavaba ropas, un durazno grande llegó del río.
二つの動詞が重なるとき、幅のあるイメージが線過去、それに対して鋭利なイメージのある動詞が点過去です。
彼女が料理をしていたときに、弟から電話がかかってきた
Cuándo ella cocinaba, su hermano le llamó.
私が走っていたときに、友達に会った
Cuándo yo corría, encontré a mi amigo.
ホセさんが勉強していたときに、誰かが家に来た
Cuándo José estudiaba, alguien vino a casa.
などなど
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レッスン3 桃を持ってかえるシーンは点過去?線過去?
例文: おばあさんが桃を持って帰ったとき、おじいさんは家にいた
Cuándo la abuela llegó a casa llevando el durazno grande, el abuelo estaba en casa.
私が学校に着いたとき、先生はそこにいなかった
Cuándo yo llgué a la escuela, el maestro no estaba ahí.
彼が家を出たとき、雨が降っていた
Cuándo él salió de casa, llovía.
兄が犬を見つけたとき、犬は濡れていた
Cuándo mi hermano encontró el perro, ese estaba mojado.
などなど
スペイン語 点過去は「~た」で線過去は「~ていた」で使い分け?
例文: 昨日、昼寝中だったのに電話がきやがった
スペイン語のニュアンスを日本語に置き換えて覚える、これだといつまでたっても翻訳作業から抜け出せなくなってしまいます。
そのような手間を省くためにも、練習段階からスペイン語のニュアンスをイメージで覚えるようにしたほうが後々、楽になりますよ。
単語でも時制の用法でもイメージで覚えることが必要です。
単語をイメージで覚える勉強方法もあわせて参考にしてください▼
レッスン4 桃を割るシーンは点過去?線過去?
例文: おじいさんが桃を割ったら桃太郎が出てきた
桃を割ったら桃太郎が出てきた
桃を割ったら・・・桃太郎が出てがきた
El abuelo cortó el durazno, y Momotaro nació de él.
彼は倒れて病院にいった
Él se cayó, y fue a hospital.
私が探したら見つかった
Yo lo buscqué, y encontré.
兄がそれを母に言って、母は黙った
Mi hermano lo dijo a madre, y ella se calló.
などなど
点過去と線過去のイメージがつかめたらとにかく練習あるのみ
以上のようにして、スペイン語の点過去と線過去のイメージがついたらあとは練習あるのみです。
昔話はそんな点過去と線過去のコントラストのイメージをつける練習にうってつけの教材なので、身近な昔話でやってみましょう。
と、こんな感じで昔話を使ってそのシーンを思い浮かべながら二つの動詞が含まれる文章を作り、そのコントラストから点過去か線過去かのイメージを作って練習する、という勉強方法、おすすめです
なお、この方法はコントラストを使ったイメージの練習に焦点をあてていますが、点過去、線過去、単体でどう使い分けをするか、というコツはまた別の記事で解説します。
単体での点過去・線過去の違い、使い分けはキーワードを使うことをおすすめしています▼
この記事とセットで読んでいただくと、少なくとも点過去・線過去にそれまで抱いていた苦手意識は軽減するかと思います。
その他スペイン語基礎文法学習者向けに書いた記事がこちら▼
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