スペイン語の接続法過去と過去未来のおすすめ勉強方法

スペイン語の接続法過去と過去未来のおすすめ勉強方法




もしアラブの石油王の家に生まれていたら?

もし魔法が使えたら?

もし空を飛べたら?

 

いえ、別に妄想が好きなわけではありません。

 

スペイン語の接続法過去形と過去未来形を練習するのに妄想ほど便利なものはありません!

仮定文のSi (もし~なら)を用いた文章って仮定節の文章「もし~なら」と、帰結節の文章「~だ、~なのに」の時制をどうするかっていつも迷って混乱しがち

そんなあたに妄想のすすめです。

 

オチョ
もしも透明人間だったら・・・

 

ホセ
うわ!いやらしぃ!!

 

オチョ
いや、違うんだよ!ただ、好きなアイドルの生活をのぞいてみたくて・・・

 

ホセ
いや、それはもうちょっと、アウトかな・・・

 

マリア
アウト・・・だね

 

 

スペイン語の現在の事実に反する仮定文(Si)

スペイン語の現在の事実に反する仮定文(Si)

ペイン語で現在の事実に反する仮定を表すときに、この

 

Si + 接続法過去 + 直説法過去未来

 

が使われます。

 

例えば、

「もし今お金があったら、それを買うのに」、は

Si yo tuviera(接続法過去) dinero ahora, lo compraría(直説法過去未来)

となります。

 

現在の事実が、「今お金を持っていない」であるのに対して、

現在の事実に反する仮定、「もし今お金を持っていたら」

その仮定が事実だった場合の帰結「それを買うのに」

という一連の構造です。

 

そしてこの「現在の事実に反する仮定」を練習する最適なツールが妄想なのです。

 

 

スペイン語の接続法過去形と直説法過去未来形を使って妄想しよう

スペイン語の接続法過去形と直説法過去未来形を使って妄想しよう

さて、それでは妄想を使って実際にスペイン語の接続法過去と過去未来の用法を練習してみましょう。

 

オチョ
じゃあ何か、お題出してみて!

 

ホセ
じゃあ、仮にもし彼女が今妊娠していたらどうする?

 

オチョ
いや、いきなり重すぎるでしょそれ!

 

と、あまりに非現実的な妄想をしても言葉がすんなり出てこないので、例えば、「もし今手元に大金があったら?」みたいなのが一般的ですね。

 

もし今手元に大金があったら、仕事をやめるのに
Si tuviera mucho dinero ahora, deharía el trabajo.

 

もし仕事を辞めたら、世界中を旅行するのに
Si pudiera dejar el trabajo, viajaría por todo el mundo.

 

もし世界中を旅行したら、英語を話せるようになるのに
Si pudiera viajar por todo el mundo, podría hablar ingles

 

もし英語を話せたら、外国人の彼女を作るのに
Si pudiera hablar ingles, haría novia de otro país.

 

こうやって妄想を重ねていけば、永遠にスペイン語の

Si + 接続法過去 + 直説法過去未来

の用法が練習できちゃいます。

 

接続法過去形の活用が苦手な人は、最初は

Si + pudiera (poderの接続法過去形) ~

を多用するとよいかと思います。

日本語の意味的にも、「(今はできないけど)もしできたら~」となって、しっくりきます。

 

他にも、

もしハリウッドスターだったら・・・

もし動物とお話ができたら・・・

もしドラえもんがいたら・・・

こんな風に、練習のお題は尽きません。

 

 

オチョ
妄想って便利だなぁ

 

ホセ
もしも・・・もしも・・・

 

オチョ
・・・?

 

ホセ
もしも ピアノが 弾けたなら~

思いの 全てを 歌 にして~

君に 伝える ことだろう~

 

マリア
もう・・・ホセったら・・・ウフフ

 

オチョ
に・・・にしだ・・・

 

もしもピアノが弾けたなら思いの全てを歌にして君に伝えることだろう
Si pudiera tocar piano, te comunicaría todo mi corazon por una canción.

訳:オチョ

 

 

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おまけ:スペイン語の過去未来形は柔らかいイメージ

スペイン語の過去未来形は柔らかいイメージ

スペイン語の過去未来形は、柔らかい言い方をしたいときによく使われます。

 

例えば、

 

宿題をしてくれますか?
Puede hacer tarea?

 

という言い方よりも

 

宿題をしてくれませんかねぇ?
Podría hacer tarea?

 

と言った方が、柔らか~い、優し~いニュアンスが出ます。

 

この、

 

過去未来形 = 柔らかいイメージ

 

は、持っておくとスペイン語会話にとても役立ちます。

スペイン語の条件法と仮定方の使い分けにおいても、

 

条件法: Si + 直説法現在形 + 直説法現在形(命令形、未来系)

 

 

仮定法: Si + 接続法過去形 + 直説過去未来形

 

この二つは文法的に用法がはっきり分かれている、というよりも使う本人の出したいニュアンスによって使い分けがされます。

過去未来形 = 柔らかいイメージというイメージを持っておくと、この使い分けがスムーズにできます。条件法・仮定法の違い、使い分けについてはこの記事の最後にリンクを貼った別記事にて詳しく解説します)

 

 

Siを使った仮定文の時制を覚えるのは練習あるのみ

Siを使った仮定文の時制を覚えるのは練習あるのみ

以上、妄想を使ったスペイン語の接続法過去、直説法過去未来の勉強方法です。

 

テキストを読んで文法的に、

「現在の事実に反する仮定文は接続法過去と直説法過去未来」

ということを学んだらあとはひたすら、実際に使う場面を想定しながら練習して記憶に定着させるのみ。

 

最初は接続法過去形の活用に苦労するかもしれませんが、練習を繰り返していくと、徐々に口の動きも慣れてきます。

練習をしないと、せっかく学んだことも、いざ会話になるとまったく出てこない、なんてことも。

 

ただ、モチベーションを保つには、スペイン語のテキストを眺めながら、

Si pudiera hablar español…

と、時にはこんな風に妄想するのも大事かもしれませんね!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

一部上場企業での海外営業、シンガポール駐在を経て、いろいろあって気がついたらグアテマラでボランティア。30にして「レールから外れる」を経験した男の働き方観、離婚経験を含む生活観、そしてボランティアとして生活したグアテマラの魅力、スペイン語学習方法を中心に発信します。