青年海外協力隊合格後、コミュニティ開発の技術補完研修とは

オチョ(@diadecanicula)だけど、この記事ではコミュニティ開発職種で青年海外協力隊の選考試験に合格した人が必ず受講する、“コミュニティ開発研修”の、その目的と内容について書く。

技術補完研修とは何か?コミュニティ補完研修って何をするのか?そもそも何を着て行けばいいのか?そんな疑問を抱いている方々に対して参考になれば、と思う。

因みに技術補完研修にはお勉強という第一の目的のほかに、同期との初顔合わせという側面もある。

そんなドキドキ同期との初顔合わせについてまとめた記事はこちら↓

青年海外協力隊 非リアの私が同期と初顔合わせするときの心構え

2017.06.22

技術補完研修とは

晴れて青年海外協力隊に合格し、活動地域の外国語の学習も始めたりして、少しずつ発展途上国に行く態勢を整えていく過程で、多くの人がこんな不安を抱くのではないだろうか。

発展途上国でボランティアをする、とは何たるや

合格しておいて本末転倒な話だが、私自身実際、何を隠そうこれまで国際協力だとか地域開発だとかいった類の学問・活動に一切触れてこなかったし、経験したこともなかった。

大学は法学部だったので、六法全書以外のことにはあまり興味を持ち得なかった(ウソ)し、海外ボランティアは普通に海外旅行行くよりは何か楽しそう、という不純な動機で一度参加したことがあるに過ぎない。

そして、大学卒業後、サラリーマンになってからというものの、営業として如何に受注金額を稼ぐか、如何に会社に利益をもたらすか、という社畜の鏡とも言うべき思想が私を支配し、高い利益率で案件を受注することが至高の喜びであった。

そんな金、金、金な営利目的の民間団体にどっぷり浸かり、この日本社会の基盤ともいえるサビ残まみれの社畜ライフをしっかりと堪能し、一方で国際協力に関する体系的な学問に一切触れてこなかった私がいきなり2年間、青年海外協力隊でボランティアをすることになったのだ。

発展途上国でボランティアをする、とは何たるや

そんなことだから、こんな基本的な疑問がわいてくるのを禁じえない。

さて、前置きが長くなったが、そんな私を含め様々な経験、知識、バックグラウンドを持った人たちが青年海外協力隊の選考に合格した後、職種別に発展途上国でボランティア活動をする上で最低限必要な知識や心構えを身に着けるべく実施するのが技術補完研修である。

どのような研修をどのくらいの期間実施するのかは職種別、あるいは要請別に異なるので一概には言えない。

ここでは私を含め、全てのコミュニティ開発職種の合格者が受講するコミュニティ開発研修について解説する。

どんな服装で行けばいい?

さて、私は師走の忙しいときに余裕綽綽で上司に有給休暇取得を申請し、“コミュニティ開発研修”なるものを1週間にわたって受講した。

このコミュニティ開発研修を受講するにあたってまず私が悩んだのはどんな服装で行こうか?ということである。

私は他の多くの日本人と同じように、周りから浮いてしまうような服装で公の場に出ることに抵抗感を抱いているが、一方で出来ればラフな服装で1日を過ごしたいとも考えている。

服装については結論を言うと、極端に奇抜な服装でない限り何を着ても問題ないが初日はスーツが無難である。

私は初日については面接のときと同じく、当たり障りの無い感じのスーツを着ていくことにし、それ以降は普通にラフな私服で行くことにした。

コミュニティ開発研修で何を勉強するの?

服装の問題が解決すると、さあ、いよいよお勉強である。

お勉強の内容を文章にしたところでさして面白くもなんともないことは自明の理であろう。

ましてこの分野の学問を何年もかけて学んでいる人にとってしたら、たった1週間の研修ぐらいで何を判った気になっているのか、との反発を抱かれそうだ。

そこでここでは、私の小さな頭で理解できたことの概要を私なりに備忘録的に箇条書きで分かりやすくまとめてみた。

異文化理解とは何たるや!
よく分からないが取り敢えずステレオタイプを排除し、自身がこれまでの人生で築いてきた価値判断の基準すら一度脇においておいて、自分と相手とを客体視し、それぞれの持つ“違い”を互いに享受しつつ足りない部分を補足し合いながら一緒に成長して行くことを目標とせよ、的なことである。

PCM(参加型計画手法)とは何たるや!
よく分からないが取り敢えず村人のヒーローになろうなどというおこがましい考えを捨て、村人の村人による村人のための活動を中心に据え、ボランティアはその活動の脇役に徹して如何に村人達を動機付け、主体的に動かせられるかで勝負せよ、的なことである。

ワークショップとは何たるや!
よく分からないが取り敢えずポストイットとカラフルなマジックペンと模造紙を多用して、そのコミュニティが抱えているであろう問題、あるいはそれと類するテーマでディスカッションをして、発表が終わったらみんなで拍手して、ていう感じのやつをファシリテーターとして上手に司会進行し、客観的且つ有用な情報を如何に短時間で多量に引き出せるか工夫せよ、的なことである。

蚊帳とは何たるや!
よく分からないが取り敢えずマラリアを媒介するハマダラ蚊等の安眠を妨げる害虫から身を守ってくれる一方で、地域によっては夫婦のプライベート空間を作るカーテン的な役割も果たしているので、シースルーの蚊帳は普及しない可能性があるから注意せよ、的なことである。

一村一品運動(OVOP)とは何たるや!
よく分からないが取り敢えず大分県大山町の“ウメクリ植えてハワイへ”が代表的な成功例とされ、それぞれの地域特有の気候や地形、伝統文化等を活かした特産品で市場に打って出よ、と、一見“ものづくり”に主眼に置いた運動と見せかけて、実はそれを“市場に打って出んべ”と村人発信で主体的に動かせるための“ひとづくり”の運動であるので誤解することなかれ、的なことである。

いかがであろうか、ほんの少し、コミュニティ開発という職種の内容について想像できるようになっただろうか。

こんな適当な備忘録では本気で国際協力的なことを勉強している人からお叱りを受けそうだが、これが私の精一杯なので、あとは自らの足で講習を受けに行っていただければよいかと思う。

ただ何事に取り組むにしても、基礎を体系的に学ぶというのは大切なことであり、基礎あっての応用であることは間違いない。

ここで習得した基礎が現地で実践を通してどのように適用されるかについては、また追々記事に出来たらよい、と考えている。

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