青年海外協力隊あるある!? 本当にあった恐怖の駒ヶ根訓練所3大事件簿

オチョ(@diadecanicula)だけど、今日は私が青年海外協力隊駒ヶ根訓練所(以後:KTC)での訓練生活中に実際に経験した出来事の中から厳選した、本当にあった3大事件簿について書くことにする。

尚、これはただの雑記である。

KTCでのあんなことやこんなこと、コチラもどうぞ↓

KTCで出会ったみなさまへ送る親父の小言 ~安全第一、どうかご無事で~

2017.07.03

残念なお知らせ 青年海外協力隊は駒ヶ根の地から歓迎されていなかった

2017.06.23

絶対にマネをしてはいけない、恐怖の薪割り

KTCにおっさんがいた。

おっさんといっても、別に(自分含め)30過ぎのギリギリ青年海外協力隊のことを揶揄して言っているわけではない。

おっさんというのは彼のニックネームで、私は親しみを込めてこの愛称を使わせていただいている。

 

これは野外訓練での出来事だ。

KTCでの野外訓練とは、何をするかというと、限られた食材と寝袋と、尚且つ電気・ガス・水道といったライフラインを断った環境で丸二日間生活せよ、というものである。

まあ要するに、我慢大会だ。

4次隊の場合はこれに加えて更に外の雪と夜は氷点下まで下がる気温とが合わさり、より一層我慢大会の様相が色濃くなるわけだ。

2日間の我慢大会をしたからといって、限られたライフラインの中で生き抜く強靭な精神力がつくとも思えないし、その中で食を確保する技術(薪割りや火おこし)を教えたいなら飯盒炊爨で事足りるわけだが。

 

まあ野外訓練批判はこのくらいにして、そんな野外訓練で出会ったおっさんとの奇妙なエピソードに話を戻そう。

各グループに分かれて始まった野外訓練最初のオリエンテーションにて、外部から来たちょっとテンション高めのお姉さんが

お姉さん
これからみんなでニックネームをつけましょー!
と言い出し、私達は共に生活してきて既に1ヶ月以上経つ皆に、今更ながらニックネームをつける羽目になった。

出会って間もない頃ならまだしも、語学訓練を差し置いてまでこれからこのようなアイスブレーク行事を1日かけてガッツりやることに何やら嫌気しかせず、一人ブルーになっていたとき、そんなお姉さんのハイテンションに一石を投じる、ねずみ色のオーラをまとった声が響き渡った。

 

おっさん
じゃあ、私のニックネームはおっさん

 

おっさんは年齢的にも私より年上で、たしかにおっさんであることには違いなかったが、それ以上にとてもユーモアのある人だ。

 

その後のとあるレクリエーションの折、皆で力を合わせて課題をクリアしようと一生懸命になっていると、おっさんはその後方で課題の成否と全く関係ないところでファウルをしてしまい、

 

お姉さん
はい、アウトー!

 

とお姉さんの無慈悲なジャッジが下ると

 

おっさん
あ、あたす!?

 

と、居直ったときの変なおじさん(@志村けん)のようなリアクションでその場を和ます。

 

おっさんが火おこしに挑戦するもなかなか火がつかなかったとき、焦った結果おっさんは自分の軍手に火をつけてしまい、それに気づかず尚も薪に火をつけようと夢中になって格闘していて、

 

オチョ
おっさん、薪じゃなくて自分に火がついてるよ!!

 

と指摘すると、おっさんは軍手についた火を見つめ

 

おっさん
あ、あたす!?

 

と、これまた居直ったときの変なおじさん(@志村けん)のようなリアクションでその場を和ます。

その翌朝、野外訓練二日目の朝、突き刺すような寒さと容赦なく降り続ける雪の中、私は火おこしに挑戦した。

ろうそくやら新聞やらを駆使して苦労しながらもようやくついた火、小さな木についた火を更に大きな木に移し、消えないように注意しながら徐々に大きくしていく地道な作業、そしてようやく料理するのに十分且つ安定した火力にまで成長した。

あとは料理が来るまでこの火を維持するだけだ。

凍えるような寒さの中、火を見つめていると、この1年の間にあった色んなことを思い出す。

楽しいこともたくさんあったが、残念ながらそれ以上に辛いことのほうがたくさんあったように思う。

 

おっさん
オチョさん、これ使ってください

 

物思いにふけっていると、雪の中で薪を割っていたおっさんが新しい薪を持ってきてくれた。

 

オチョ
ありがとう、薪、まだ足りないから追加お願い

 

おっさん
わかりました

 

雪の中に戻り、また一生懸命、薪割を続けるおっさん

おっさんはとても真面目で一生懸命な人なのだ。

新しい薪を火の中にくべて、また物思いにふける私。

するとどうだろう、さっきまで快調だった火力がだんだんと弱くなっているではないか。

何かおかしいな、薪を更に追加して様子を見るも、一向に火力が強くならない。

 

ウエ兄
あれ、オチョ、火力弱ない?

 

そうこうしているうちに料理を持ってきたグループの料理番長で且つコミュニティ開発同期のウエ兄が火の当番をしていた私に噛み付く。

焦る私。

 

オチョ
おっさん、もっと薪が必要だ!

 

おっさん
はい、わかりました!

 

雪の中で一生懸命に薪を割るおっさん

そんな努力を尻目にだんだんと火が弱くなっていく。

ここで火を絶やすわけにはいかない、せっかくみんなが準備した料理があり、おっさんががんばって雪の中で薪割りしてくれているのに。

おっさんが雪の中でまき割りを、、、おっさんが、、雪の中で薪割を、、、雪の中で、、、、、

 

 

雪の中で!?

 

 

もう一度おっさんを振り返って見る。

おっさんは確かに雪の中にいた。

 

降りしきる雪の中で鉈を大きく上段に構え、雪の上に置いた薪に向かって刹那に振り下ろし、次の瞬間、真っ二に割れた薪は自立する力を失いそのまま雪の上に倒れる。

 

オチョ
おっさん、、、それじゃ薪が湿っちゃう、、、)

 

私はゆっくりとおっさんに近づき、肩をポンと叩いてこういった。

 

オチョ
おっさん、それじゃだめだ

 

おっさんは、驚いた顔で私を振り返るとこういった。

 

おっさん
あ、あたす!?

 

 

スペイン語に潜む罠、蘇る前前前世の記憶

KTC生活前半、スペイン語習得は順調に進んでいた。

KTCに来る前にスペイン語文法書を読み終えていたことに加えて、毎日最低でも夜10時までわき目も振らずに勉強したことで、動詞の活用にも形容詞の性数一致にも何とか食らいついていた。

訓練開始からおよそ1ヵ月後に中間試験なるものがある。

試験はライティング、リスニング、オーラル(面接)の3種目に分かれており、ここで3種目平均6割取れないと外出禁止などの措置をとられて、残りの訓練生活とにかく必死で勉強しないとやばくなってしまうのだ。

スペイン語の場合ここまでにやった内容は基礎中の基礎、直説法現在形(疑問、否定、比較等含む)のみなので、それほど心配することもないように思う。(現に私達の代で6割取れなかった人はいない)

さて、その結果はというと、私の場合、3種目全てのスコアが9割を超えており、リスニングに至っては100点をとっていた。

そんな結果だったものだから、これはもしやいけるんじゃないか、と、そんな油断があったのかもしれない。

否、奢りといっても過言ではないかもしれない。

太陽の沈まない国よろしく、かつて無敵艦隊を誇っていた大国スペインが意気揚々とイギリスに進軍した際、ドレーク率いるイングランド艦隊に完膚なきまでに敗北したかのごとく、私は自身のスペイン語能力を過信していたのではあるまいか。

中間試験が終わり、いよいよ始まった過去形の勉強、その時それは起きた。

それは、過去形を使った自己紹介をしているときのこと。

私の過去。

そのとき、平民達は私の前にひれ伏していた。

彼らは私を崇め奉った。

私が右を向けといえば皆右を向き、私が左を向けといえば皆左を向いた。

私が

 

オチョ
あれはタヌキだ

 

といえば、犬でも猫でもみんなタヌキになった。

私は世界の中心に居た。

否、世界は私を中心に動いていた。

これは前前前世、私が皇帝陛下としてこの世界に君臨していたときの記憶である・・・

 

 

否!

かつての私は生粋の社畜であった。

朝8時から夜の11時まで仕事をして、寝るためだけに家に帰り、また翌朝8時から仕事を始めていた。

時には泣きながら徹夜をすることもあった。

残業は予算が限られているのでその範囲内だけ残業代が支給され、それ以外は全てサビ残になる、ということが世界共通の常識であるかのごとく教えられ、純粋にそれに従って働いた。

会社が東に行けといえば東に行き、西に行けといえば西に行った。

何でもやります、どこでも行きますが私のモットーだった。

そんな私の過去が、仮に前前前世だとしても、皇帝陛下であろうはずがない。

何かの間違いだ・・・・・。

 

 

・・・・・そう、それは間違いであった。

 

 

誤:Cuando era emperador ・・・ (かつて私が皇帝だったとき)

正:Cuando era empleado ・・・ (かつて私が会社員だったとき)

語学クラス、みんなの前で自己紹介、

 

オチョ
Cuando era emperador ・・・

 

言い終わった瞬間、何かおかしいと感じたが、しかし時既に遅し!

スペイン語のクラスでいきなり、あたかも自分は皇族の一員であるかのようなカミングアウトをするものだから、一瞬皆きょとんとし、程なくして教室は爆笑の渦に包まれた。

特にスペイン語教師のヒロはネイティブ並みの耳を持っているので、“かつて皇帝だった”発言がモロにつぼに入ってしまい、その後もしばらく思い出し笑いが止まらなかったそうな。

会社員を経験してからスペイン語を勉強し始めたという人は過去形を使って自己紹介をする際、この間違いに十分気をつけられたし。

 

 

真夜中の教室にて(ガチ)

KTCでは毎日、教室に一人篭り、来る日も来る日も、夜10時、消灯時間ギリギリまで、スペイン語の勉強をしていた。

ある日、いつものように教室で勉強していたとき、ふと時計をみやると夜の9時45分をさしていた。

 

オチョ
そろそろ鐘が鳴るな

 

息をひとつつき、ラストスパートをかけようとペンを持つ手に力を入れ、テキストに向き合う。

 

 

ガチャ

 

 

突然の扉が開く音に驚き、顔を上げる。

クラスメートの秋絵(仮)が立っていた。

 

オチョ
どうしたの?

 

秋絵
いや、ちょっと忘れ物取りに来た

 

彼女はそういって机においてあった忘れ物を取ると、教室を出て行った。

 

 

キーーーン コーーーン カーーーン コーーーン

 

 

気を取り直してまたテキストに向き合い、しばらく勉強をしていると、定刻になり、聞きなれた鐘の音が教室中に、KTC中に響き渡る。

 

オチョ
よし、寝るか

 

テキストを閉じ、荷物をまとめ、席を立ち、扉に向かい、ドアノブに手をかける。

すると、いつもより強い抵抗感が手首に返ってきた。

 

 

・・・、あれ・・・、鍵が・・・、かかってる・・・、なんで!?

 

 

あわてて後ろを振り向く。

さっきまで一人で勉強していた教室、当然、ここにいるのは私一人。

鼓動が、早くなっていく。

さっき、秋絵が出て行ったときには開いていたはずの鍵、、、。

汗が、滴ってくる。

急いで鍵を開けて外に出る。

周りの教室を見てみると、扉はいずれも開いたままだ。

警備員が誤って外から鍵をかけたわけではないようだ。

 

 

では鍵は、、、内側から、、、?

 

 

恐ろし想像が頭を支配するのを振り払うかのように、私は急ぎ足で自分の部屋へと向かった。

何度も往復しているはずの部屋と教室の距離がこんなにも遠く感じることはなかった。

ようやく部屋に扉の前に立つと、ほんの少しではあったが安堵感がこみ上げてきた。

ここまでくれば安心だ。

ドアノブに手をかけゆっくり扉を開く。

すると耳元で何かがささやいた。

 

???
ワタシも、入っていい?

 

信じるかどうかは、あなた次第。。。

 

 

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