青年海外協力隊としてグアテマラに来ているけど、コミュニティ開発という職種はこれといったルーティンの仕事がなく、普段なにやっているの?という質問が苦手なコミュニティ開発隊員も多いのではないでしょうか?
最近はもっぱら、そんな質問を受けたら、
と応えるようにしているオチョ(@diadecanicula)だけど、今回は私が住んでいる家の本当にご近所に住んでいる陶器職人さんを訪ねてみました。
この記事を読んで彼の作品や彼のお話から、少しでもグアテマラのことを皆さんが身近に感じてもらえたら幸いです。
陶器職人フリオさんの作るお皿やコップ わいい焼き物の数々にうっとり
本日はご近所の陶器職人さんの家を訪ねてきました。
さて、その陶器職人さんというのがコチラの、
フリオさんです。
英語がちょっと分かる人は英語話したが~り
そんな英語話したが~りなフリオさんの作る作品がいかに素晴らしいか、言葉で説明するより実際に写真でお見せいたしますね。
お皿やコップ、お椀にどんぶり、壁飾りや表札まで、本当にかわいい作品がたっくさんあります!
写真を見るだけで買いたくなっちゃいますよね~。もちろん、私も既にいくつか購入済みです。
グアテマラのメルカド(市場)にも陶器が売られていることが多いですが、フリオさんの作る陶器は他の陶器とは一味違います。
まず、質がいい
見た目には分かりませんが、メルカド(市場)で見る陶器は手にとってみるとざらざらしているのがわかります。一方でフリオさんの陶器は肌触りがつるつる滑らか。
この秘密は素材にあります。
フリオさんは、自身の住むトトニカパン県から100km以上、車で片道5時間以上かかる遠く離れたバハベラパス県で採られた良質な土をわざわざ買ってきて、これを使って作品を作っています。
更に、フリオさんが長年の経験からあみ出した絶妙な配分で配合したガラスコーティング剤を使用して、この質感が実現します。
もう一つの特徴は何といってもこのかわいい絵柄
これは全てフリオさんが一つ一つ手書きで描いているので、フリオさんにしか作れない一品物なのです。
うん、まさに職人技!
グアテマラの陶器職人フリオさんにお話をきいてみた
そんなフリオさん、に色々お話を聞いてみました。
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グアテマラの陶器職人フリオさんとお話して
観光客では絶対にたどり着けないステキなフリオさんの陶器工房、ボランティアとして活動しているなかでこのような職人さんに出会えるのは役得だな~とつくづく感じています。
後継者がいないことや販売網を広げるだけのマンパワーがないことは本当に残念だな~と思うけど、一方で、それは私の自分本位な価値観による感想だとも思う。
フリオさんには、フリオさんがカバーできる仕事の規模があって、その規模の範囲内で働くことで彼は十分満足感を得ていて、幸せを感じている。
そして最後に聞いた言葉、
「好きなんだ(Me gusuta)・・・この仕事(el trabajo)」
と、心の内側から漏れるように出てきたさりげない言葉に重みを感じた。
自分も将来、心の底から、
「この仕事が好きなんだ」
っていえるような人間になれるだろうか?
なれたらいいな、うん、がんばろう!
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