青年海外協力隊の現職参加だって活動後の退職は選択できる




私は現職参加として青年海外協力隊に参加したあとすぐに会社を辞めました。

 

活動後に前職に戻るのか、それとも退職して別の道を行くのかはボランティア個人の自由です。

これ、当たり前のことだと思うのですが、調整員に言わせると、

 

調整員
えー!現職参加なら戻らなきゃだめでしょーーー!

 

っていわれました。

まあ、JICAの立場もわかりますが、でも個人と会社との間の関係はJICAにとやかく口を出されるべきものではありません。

 

現職参加の青年海外協力隊でも退職できる

 

現に私は一度も出社することなく退社したわけです。

まぁ、私みたいなのがいるから人件費補てん制度は廃止になったのかな(笑)

 

青年海外協力隊の現職参加制度についてはこちらの記事を参考にしてください▼

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青年海外協力隊活動を評価してくれないなら退職

青年海外協力隊活動を評価してくれないなら退職

青年海外協力隊として海外ボランティアを経験した人を評価してくれるのか、それとも、

 

上司
海外でボランティア!?忙しいときにのん気だなぁ

 

と、裏切り者のように扱われるかで、当たり前ですが復職するかどうかも判断が分かれますよね。

これは大げさでもなんでもなく、現職参加で長期休職することを快く思わない人というのは現実に一定数以上はいます。

そして長期休職を快く思わない上司から評価を恣意的に下げられると、帰国後のキャリアアップに支障をきたすことになります。

会社に認められた制度を利用して現職参加をしたのになんでその後のキャリアが不利になるんだ?

意味わかりませんね。

こんな意味わからない会社に復職するくらいなら、退職して別の、青年海外協力隊の経験を評価してくれる会社を探す方が合理的です。

人生の限られた時間を「自分を評価してくれない人」と一緒にすごすことほど無駄なことはありませんからね。

休職が査定に影響した経験を別ブログで記事にしました▼

こちらもチェック!

 

 

現職参加だからといって会社と心中するわけにはいかない

現職参加だからといって会社と心中するわけにはいかない

今の時代、子供の頃から知っていた長有名な会社が突然潰れたり経営危機に陥ったりなんて話はよく聞きます。(T芝さんとかね)

東証一部上場の大企業のサラリーマン=安定、という時代は終わったのです。

青年海外協力隊活動の活動期間は2年間が標準的ですが、2年間は安定していた企業が突然経営危機に陥るには十分な期間だといえます。

その会社の経営に問題は無いのか?復職しても将来性はあるのか?は現職参加といえどしっかり見極める必要があります。

だって、どんなにボランティアに行っている期間に休職を許してくれた恩があっても、その会社と心中するわけにはいきませんもんね。

将来性があるのかどうか、復職するメリットがあるのかどうか、しっかり見極めるべきです。

 

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青年海外協力隊の経験を生かせないなら退職

青年海外協力隊の経験を生かせないなら退職

せっかく青年海外協力隊として2年間途上国で生活して外国語を習得したなら日本に帰ってからも海外に関する仕事をしたい!

これって誰もが当然に感じることだと思います。

会社に戻っても結局また国内で営業・・・日本語しか使わない環境・・・

これだとモチベーションはあがりません。

「ボランティア経験の社会還元」は青年海外協力隊の目的の一つとしても掲げられていますよね。

だからそこはわがままになっていいんです。

二年間の活動に自信と誇りを持っていて、外国語の勉強を真面目にやったという自負があればあるほど、意地でも経験を生かせる環境を追い求めるべきです。

 

現職参加は会社に認められた権利でしょ

現職参加は会社に認められた権利でしょ

そもそも現職参加制度って、会社に認められた権利です。

別に、

権利を認めてくれなければ訴えるぞ!

とこちらがおどしたわけではありません。

現職参加を認めてくれるなら休職するし、認めてくれないなら退職しまっせ、さあどうします?

と判断をゆだねた結果、会社が認めてくれた権利です。

制度を作ったのはあくまで会社ですから、それを理由にこちらのキャリア選択が狭められるってことはありません。

と、原点に立ち返ればとてもシンプルな話なんです。

 

現職参加だって職業選択が自由なのは当たり前

現職参加だって職業選択が自由なのは当たり前

現職参加だろうがなんだろうが職業選択は自由です。

どの仕事に就くべきかとか、何年働くべきかとか、そんなことはそもそも人からとやかく言われる筋合いのものではありません。

なかには、

 

調整員
現職参加なのにすぐ辞めたりしたらJICAの評価悪くなるよ!

 

なんてアドバイスをくれる調整員さんもいました。

アドバイスはアドバイスとして聞きますが、でもごめんなさい、JICA関連の組織に再就職するとかそもそも全く考えていません

なのでJICAの評価とかあまり気にならないです。

 

それに、会社が魅力的で将来性のある事業を展開していて、青年海外協力隊の経験を評価して、その経験を生かせるようなプロジェクトを持っていたら、そもそも辞めません。

そんな魅力的な会社ならこちらからお願いしてでも復職させてもらいます。

現職参加制度は完全に無くなったのではなく、JICAからの人件費補てんが廃止されたことで、そのような魅力を持たない会社が淘汰されていっただけです。

私は現職参加から帰国して、1日も出社せずに会社を辞めました。

会社には感謝していますが、将来のキャリアを考えたときに魅力を感じませんでした。

シンプルにただそれだけのことです。

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5 件のコメント

  • 現職参加でした。2年の活動後、もとの病院の元の職場で同じように働くよう言われ、それ以上の何物でもなく、日に日にモチベーションが下がり、学校に行くことを理由に退職しました。辞めてよかった。市の職員で私のために条例を制定してくれましたが、、、恩はあったけど、あとに続くボランティアも出てきてないし(私のせい?) わたしがいただいていた給料は全額ジャイカ負担だったから、全く職場のマイナスはないと思うし、、
    しばられている現職参加の方はもっと自由に考えてもよいと思います。
    もちろん戻る場所があるってことを支えに ボランティアしてる人もいますよね。それはそれでヨシ。

    • Mariさん
      コメントありがとうございます。
      私も、「現職参加制度」は利用するべきものであり、縛られるものではないと思っています。
      あと私は性格的に、帰国後の安定が確保されていないほうが活動中も必死こいて努力できるので、そういう意味でもこの制度を自分のために、そして現地の人のために、利用したいと思っています^ ^

  • はじめまして。
    いつも拝見してます。
    僕も現役協力隊員です。

    オチョさんの文章を読んで、僕も考えるところがあり、僕のブログでこちらのURLを紹介させていただいた上で自分の考えについても書かせていただきたいのですけどよろしいでしょうか。
    メールアドレスがわからなかったのでコメントですんません。

    基本的にはオチョさんに同意なんですが、反対の気持ちも自分の中にあって、なんかぐちゃっとしてます。

    • しゅわわさん
      こんにちは、コメントありがとうございます。
      極端な意見を言っている自覚はあるので、反対意見もあってしかるべきだと思います。
      どうぞ、ご自身のブログにてURL紹介していただいてかまいませんよ。
      帰国直前、最後のイベント、うまくいくといいですね。

      • おぉ、さらりと僕の情報を盛り込んでくれて。
        見てくださってありがとうございます。

        いい感じに、誰も損しない感じにまとめてみようと思います。
        自分なりに。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    一部上場企業での海外営業、シンガポール駐在を経て、いろいろあって気がついたらグアテマラでボランティア。30にして「レールから外れる」を経験した男の働き方観、離婚経験を含む生活観、そしてボランティアとして生活したグアテマラの魅力、スペイン語学習方法を中心に発信します。