現職参加の青年海外協力隊はボランティア活動後、元の職場に戻らなければならないか

現職参加で青年海外協力隊に来ているオチョ(@diadecanicula)だけど、ある日JICAの人に、

 

オチョ
ぼくは現職参加ですけど、日本に戻っても元の職場に戻るかどうか決めてないっすね~

 

といったら、

 

JICAのひと
えー、マジーーー!?戻らなきゃだめでしょーーー!!

 

と驚かれたことがある。

 

オチョ
(え・・・なんで???)

 

フツーにクエスチョンである。

 

私は、

 

 

現職参加の青年海外協力隊でも元の職場に戻らなくてよい

 

 

という立場をとっている。

その理由について、下に述べたい。

現職参加制度がどんなものかについてはこちらの記事を参考にしてください▼

給料貰いながら海外ボランティア!? 青年海外協力隊の現職参加制度とは?

2017.06.20

 

 

当たり前だけど、現職参加のあと会社がどんなポストを用意してくれるかによるでしょ

例えば買い物をするとき、それがどんな商品で、いつ、どうやって手元に届くかが分からないとお金を払う気にならないでしょう。

同じように、元の職場に戻ってどんな仕事に就くのか、どんなポジションに就くのか、会社が求めることと自分のやりたいこととのベクトルが本当に合っているのか、それが分からないのに「職場に戻る」ことが前提になっているのはそもそもおかしい。

会社側が何もコミットしない段階で私が会社に対して戻ることをコミットする、というのは根本的に順序が間違っている。

少なくとも、自分が培ってきた海外経験を活かす仕事ができないなら、戻る気は無いもんね。

 

 

当たり前だけど、活動後その会社がどんな状態かによるでしょ

今の時代、子供の頃から知っていた長有名な会社が突然潰れたり経営危機に陥ったり、なんて話はザラに聞く。

青年海外協力隊活動はトータル2年間の活動だ。

2年間とは、安定していた会社が経営危機に陥るには十分な期間だといえる。

だから2年後、その会社が経営的に問題ないか、将来性があるのか、ちゃんと吟味して戻るかどうかを決めるのが当然である。

会社と心中するわけにはいかないもんね。

 

 

当たり前だけど、休職以前の評価を判断材料にするでしょ

現職参加として長期間休職するには、その会社である程度キャリアを積んだからこそ認められるものだ。

そのキャリアの中で、自分が会社からどのような人事的な評価をもらってきたかは、戻るべき会社か否かを判断をする上で十分に信憑性のあるデータといえるだろう。

仕事にプロ意識をもって取り組んでたら尚更、自身への評価は気にするべきだ。

例えば、休職直前に最低評価の査定をつけてくるような会社は、人材の多様性を認める器が小さく、「青年海外協力隊への参加経験」がその会社で今後キャリアを積む上で不利に働く可能性があると考えざるを得ない。

一度しかない人生、どーせだったら自分の仕事を評価してくれて、自分のことを必要としてくれる人や組織のために働きたいもんね。

 

 

当たり前だけど、現職参加は会社に認められた権利でしょ

よく、「現職参加を認めてくれた会社に対する感謝はないのか?」といわれるけど、正直ピンとこない。

現職参加が認められたのは、現職参加を認める制度が存在して、その用件を私が満たしていたからに過ぎない。

そしてこの制度は私が作ったわけでもなんでもない。

会社だって別に従業員のためにそのような制度を作ったわけではなく、「離職率を下げたい」とか「会社のイメージを上げたい」とか、会社なりの欲や打算があってそのような制度を作ったのだろう。

だから別に感謝とかそーゆーことじゃない。

会社だって人事権(異動や査定など)を行使する上で何かしら従業員の事情に配慮するということはないでしょう。

であれば、従業員がその認められた権利を行使する上で何かしら会社の事情に配慮する必要があろうか・・・

いや、ないもんね。

 

 

当たり前だけど、職業選択は自由でしょ

もし「元の会社に戻らなければいけない」と考えている人がいるとすれば、それは明文化されたルールではなく、よく根拠のわからない「常識」とか「良心」に縛られているのであろう。

だって職業選択の自由は憲法でも認められているし、どの仕事に就くべきかとか、何年働くべきかとか、そんなことはそもそも人からとやかく言われる筋合いのものではない。

長期間の休職をして現職参加する上で、会社の規約に目を通し、押印したが、当然ながら「絶対に会社に戻らなければならない」とか、「最低何年は転職してはいけない」とか、「戻らない場合には罰則を設ける」とか、そのような類の文言は一切書かかれていない

まあ、仮に書かれていたらそんなヤバイ会社こそ戻る気にならないもんね。

 

 

まとめ

こうして文字にしてみると、現職参加の青年海外協力隊でも元の職場に戻らない選択をすることって、別にいたって当たり前な選択肢の一つなんだな、って再確認できる。

ただ、非常に冷めた見解であることは認める。

まあでも結局それは、会社と社員がどのような関係を作ってきたか、によるんだよね。

シンプルに言えば、会社と社員の関係は「雇用契約」で定義付けられちゃうんだけど、でもそれ以上に、恩とか義理とか絆とか、もっと人間関係に近い関係が作れていたら、上述したような冷めた見解にはならないんでしょう。

企業側がそのような関係作りに努力していたら、そして、また働きたいと思われるような魅力的な事業を2年間継続していたら、きっと現職参加した社員は元の職場に戻り、青年海外協力隊で培った経験を活かし、その事業に貢献してくれるだろう。

「現職参加 = 青年海外協力隊が終わったら帰っていてくれるもの」っていう思考停止だけはやめようね。

だから会社よ、まあがんばれや!

同じことはボランティアにもいえます。

この記事のようなことを意識していたら、現職参加のボランティアだって、「帰国後も安泰だ~」なんていってられません。

だから元の職場に期待などせず、日々がんばるのです!

 

 

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ツイッターでもちょくちょく呟いています

 

5 件のコメント

  • 現職参加でした。2年の活動後、もとの病院の元の職場で同じように働くよう言われ、それ以上の何物でもなく、日に日にモチベーションが下がり、学校に行くことを理由に退職しました。辞めてよかった。市の職員で私のために条例を制定してくれましたが、、、恩はあったけど、あとに続くボランティアも出てきてないし(私のせい?) わたしがいただいていた給料は全額ジャイカ負担だったから、全く職場のマイナスはないと思うし、、
    しばられている現職参加の方はもっと自由に考えてもよいと思います。
    もちろん戻る場所があるってことを支えに ボランティアしてる人もいますよね。それはそれでヨシ。

    • Mariさん
      コメントありがとうございます。
      私も、「現職参加制度」は利用するべきものであり、縛られるものではないと思っています。
      あと私は性格的に、帰国後の安定が確保されていないほうが活動中も必死こいて努力できるので、そういう意味でもこの制度を自分のために、そして現地の人のために、利用したいと思っています^ ^

  • はじめまして。
    いつも拝見してます。
    僕も現役協力隊員です。

    オチョさんの文章を読んで、僕も考えるところがあり、僕のブログでこちらのURLを紹介させていただいた上で自分の考えについても書かせていただきたいのですけどよろしいでしょうか。
    メールアドレスがわからなかったのでコメントですんません。

    基本的にはオチョさんに同意なんですが、反対の気持ちも自分の中にあって、なんかぐちゃっとしてます。

    • しゅわわさん
      こんにちは、コメントありがとうございます。
      極端な意見を言っている自覚はあるので、反対意見もあってしかるべきだと思います。
      どうぞ、ご自身のブログにてURL紹介していただいてかまいませんよ。
      帰国直前、最後のイベント、うまくいくといいですね。

      • おぉ、さらりと僕の情報を盛り込んでくれて。
        見てくださってありがとうございます。

        いい感じに、誰も損しない感じにまとめてみようと思います。
        自分なりに。

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