青年海外協力隊の研修って何しにいくところ?
真面目な皆さんは、
と思うかもしれません。
学ぶことがたくさんあるのは事実ですし、例えばコミュニティ開発の事前補完研修で学ぶことは以下の記事にまとめてあります▼
でも、それと同じくらい(もしくはそれ以上?)大切なイベントがあります。
それは・・・
同期隊員との初顔合わせ!
どんな人が来るのか、気の合う仲間はいるのか否か、どんな出会いがあるのか、かわいい女の子との出会いはあるのか、などなどの期待と不安を胸に研修に参加する人も多いはず。
私の場合はどんなだったか、ざっくりと書いてみます。
青年海外協力隊って多分こんな人、という勝手なイメージ
まず始めに、包み隠さず話すと、私は青年海外協力隊に対してある種のステレオタイプ的なイメージを持っていたことを告白します。
そのイメージというのは、ざっとこんな感じです。
・俺が(私が)世界を変えるんだ的な大きな希望を抱いている
・みんな前向きに行こうぜ的なポジティブなバイブスを振りまいている
・バックパックで世界放浪してました的な武勇伝の一つや二つ持ち合わせている
・金儲けより大事なものがある的な資本主義に対してやたらと嫌悪感を抱いている
・どことなくナオト・インティライミ
まあ、なんというか、ラブ&ピースな感じのアチチな人たちなイメージです。
一方、私はといえば、これといった夢も希望も持ち合わせておらず、自分の力で世界を変えたいというような大層な思想なんて微塵も持ってはいません。
青年海外協力隊になった目的は、コスパよくスペイン語を学ぶことです。
そんな私ですから、正直いってビビッていました。
初対面でいきなり握手とかされて、
なんてキラキラした目で言われたらどうしよう・・・
友達とかできずに孤立してしまうんじゃなかろうか、と、研修前日なんかは不安で夜も眠れませんでした。
青年海外協力隊の同期たちとの出会い
そんな不安を抱えたまま研修会場に行くと・・・
そこには・・・
ロンゲ、ひげ、アフロヘアー、コーンロウ、民族衣装といったヒッピー感丸出しのオンパレード・・・
・・・
・・・
・・・
ではなく、
みなさん、フツーでした!(当たり前か)
ほとんどみんなスーツ着てたし、社会人経験のあるまとも大人の方々ばかりでした。
特に私の4次隊は、他の隊次に比べて平均年齢が高く、社会人経験者が多い傾向にあります。
一方で1次隊はタイミング的に新卒の生きのいい若手や、ちょっとひとクセある学校の先生系が多いみたいです。(あくまで噂ですが)
コミュニティ開発の同期に関していうと、語学スペック高めの人が多いように思いました。
コミュニティ開発は特別な技術がなくてもなれる、といわれるだけあって、技術がない分、語学くらいしか他者と差別化する部分がないのでしょう。
特に中南米のコミュニティ開発は毎年人気が非常に高く、私を含め留学経験、英語TOEIC800点以上は当たり前、という人ばかりでした。
なかには、イタリア語やデンマーク語など、第三外国語を既に習得している、という人もちらほら・・・
そんななかで、
と、そんな感じで徐々にあちらこちらで会話が始まり、気が付いたらすんなりお友達になってしまいました。
研修に参加する前に感じていた不安は完全に杞憂に終わりました。
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同期とはなるべく仲良く良好な関係を
研修とは、今後切磋琢磨する同期との出会いの場であり、同期全員が一堂に会して同じ時間を過ごす期間はごくわずか、限られたものです。
一緒に行くと思っていた同期が突然行けなくなったり、行く国が急に変更されたり、といったことも日常茶飯事で、そういう意味では本当に一期一会の出会いです。
そんな仲間と一緒に過ごす限られた時間、あまり警戒しているうちに過ぎさってしまってはもったいない。
もちろん、仲良くしなければならないわけではないし、距離感は人それぞれ、好き嫌いもあって当然です。
派遣国にいってから、あまり日本人と絡みたくない、日本人が参加するイベントとは距離をおきたい、という人は少なからずいます。
そんな人たちも最後に頼るのが同期という存在です。
日本と比較して生活レベルが低く、治安も悪い、言葉も通じない国に2年間という長い期間派遣される同期というとは、お互いに助け合ったり相談し合ったりする場面が少なからず発生するものです。
騙されたと思って、同期とは良好な関係を作っておくことを強く強く、おすすめします。