【世界幸福度ランキング】先進国一不幸な国からきた青年海外協力隊が途上国でする活動とは?




オチョ
私は青年海外協力隊としてグアテマラに派遣されているオチョ(@diadecanicula)といいます。私の夢は経済発展が遅れていて貧しい途上国の人々を幸せにすることです。そんな夢をかなえるために青年海外協力隊になりました。発展途上国であるグアテマラは思ったとおり、電気・ガス・水道といったインフラが日本のように整備されておらず、トヨタやソニーなど世界的な有名な大企業がたくさんある日本と違って産業も発展しておらず、収入も高くないし日本での生活に比べて不便を感じます。そんな発展途上国の人々を助けるために私は・・・

 

???
はっはっはっはっは・・・

 

オチョ
!?

 

???
はっはっはっはっは・・・

 

オチョ
だ、誰だ!?

 

ムスカ大佐
私はムスカ大佐だ

 

オチョ
む、ムスカ大佐?・・・何それ・・・あだ名?

 

ムスカ大佐
私の名前は、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ

 

オチョ
ロムス・・・な、長い名前だな、覚えづらい・・・

 

ムスカ大佐
3分間待ってやる!!

 

オチョ
いやいやいや、もう面倒だからムスカ大佐って呼ぶよ

 

ムスカ大佐
言葉を慎みたまえ!キミはラピュタ王の前にいるのだ!!

 

オチョ
ラピュタ王?わけのわからんことを・・・

 

ムスカ大佐
来たまえ、ぜひ見てもらいたいものがあるんだ

 

 

 

 

オチョ
こ、これは、国際連合の持続可能開発ソリューションネットワークが発行する、世界幸福度ランキング2018年版じゃないか!?

 

ムスカ大佐
ここを見てくれ、おびえることはない、こいつははじめから死んでる

 

オチョ
まあ、そもそも生き物じゃないしね!・・・・・はっ!日本が54位!・・・・・そして私がボランティアとして派遣されているグアテマラは・・・30位!?

 

ムスカ大佐
先進国一幸福度の低い国からきた君が、途上国でも幸福度の高いこの国で、一体何をしようというのかね?

 

オチョ
ぐぬ!・・・・・

 

ムスカ大佐
3分間待ってやる!!

 

 

世界幸福度ランキング2018 日本は先進国で最も低い54位

さて、ジブリに出てきそうなキャラクター風のムスカ大佐がいう、世界幸福度ランキング (World Happiness Report)とは一体何か?

 

世界幸福度報告(英語: World Happiness Report)とは、国際連合の持続可能開発ソリューションネットワークが発行する、幸福度調査のレポートである。この調査における幸福度とは、自分の幸福度が0から10のどの段階にあるかを答える世論調査によって得られた数値の平均値であり、主観的な値である(データはギャラップ社によるもの)。報告においては、この幸福度を、GDPや健康寿命を含む6つの説明変数を用いて回帰分析し、各説明変数の寄与を求めて分析している。

世界幸福度報告 – Wikipedia

 

あくまで主観の調査なので、日本人の国民性からいって低くランクされるのは想像できるが、それにしても今回の結果には驚いた。

 

 

日本 54位

グアテマラ 30位

 

 

なんと、

私がボランティアとして派遣されている途上国、グアテマラは幸福度ランキングで先進国である日本の上位に位置していたのだ!!

 

 

いや、日本が他の先進国と比較して低いのは予想できたけど、まさかグアテマラよりも低いとは、正直驚いた。

 

なんたってこれによれば私は先進国一幸福度の低い国から幸福度が自国よりも高い途上国に派遣されたボランティアだったのだから

 

なんというか皮肉だし、客観的に見たら滑稽ですらある。

そんな私がグアテマラの人々に何を教えようというのかね?何を与えようというのかね?どうやって彼らの人生をよりよくしようというのかね?

まさにムスカ大佐の言うとおりだった・・・

 

 

青年海外協力隊は幸福度ランキングを見て肩の力を抜く

幸福度ランキングを見て、「うわ日本やっぱ低いじゃんオワタ」と悲観したり自虐したりするのは簡単だけど、それで終わるのはつまらない。

 

 

この指標を事実として受け止めて、それについてどう考えるかの方が重要だ

 

 

冒頭、わざと大げさに“先進国の豊かな人が途上国の貧しい人々を幸せにする”みたいなことをいったけど、実際には、「教える・与える」だけが途上国でする活動ではない。

子供を対象とした活動や技術移転を目的とした活動などを除いて、「教える・与える」を活動の中心にすえられることなんてほとんどないように思う。

 

「途上国の人々のため」と力が入りすぎている人はこれをきっかけに少し肩の力を抜いてはいかがか

 

途上国で活動する青年海外協力隊のなかには活動の成果が出なくて焦っていたり、自身の実力不足を嘆いていたり、無力感にさいなまれている人がいるかもしれない。

「成果が出ない」、「現地の人に協力してもらえない」、「教えているのになかなか変わってくれない」、、、そんな風に悩みを抱えている人はまさに先進国一幸福度の低い国から来た人をそのまま体現してしまっているようなものだ。

「日本って先進国なのに幸福度低いんだよな」って鼻で笑ってちょっと肩の力を抜いたらいい。

現地の人はそのままでも十分幸せなのかもしれない、現地の人をより豊かに・幸せにしたい、なんて考え方そのものがおこがましいものなのかもしれない

日本には世界的に有名な大企業がたくさんあって経済が発展している一方で、過労死、ワーキングプア、自殺などの社会問題を多く抱えている。

先進国から来たボランティアだからって片意地を張らずに、日本のいい面も悪い面も客観的に見た上で、自分が日本で培ってきた常識を一旦置いておいて、何がいいことなのかを現地の人たちと一緒に考える

この2年間をそのくらいの姿勢で活動に取り組んでいけたらもうすこし楽になるのではないかな、と思う。

 

 

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海外にいるときこそ幸福度ランキングを幸せについて考えるきっかけに

また、幸福度ランキングはそれ自体で一喜一憂すべきものではなく、それをきっかけに幸せについて考えるためのものだと考えている。

この事実を身近にいる人、同じ国に派遣された協力隊同士や活動で関わる現地の人と共有して、一緒に考えるきっかけを作るのもよい。

私はこの事実を早速、グアテマラ同期のみんなと共有してみた。

すると、

 

「グアテマラの人々は経済的に発展していないのにどうして幸福度が高いのだろうか?」

 

「幸福度はあくまで主観による指標だから一概には言えないのでは?」

 

「私自身は、グアテマラに来てからのほうが日本で生活しているより楽しいと感じている」

 

「日本に一時帰国したけど、早くグアテマラに帰りたいってなった」

 

「日本は心の途上国なのかもしれない」

 

などなど、それぞれの立ち場や経験から色々と考えるきっかけになった。

 

海外に出ることで日本や日本人のことを客観的にみる機会が増えると思う。なので海外にいるときにこそこのような話題で議論してみるといろんなことが見えてくる。

 

 

目の前の人と向き合う 教えるのではなく一緒に考える

ムスカ大佐
時間だ!答えを聞かせてもらう!!

 

オチョ
幸福度ランキング、日本の順位が低いという事実は確かに残念なことかもしれない!だけど、それをきっかけにいろいろと考えることが出来たよ!

 

ムスカ大佐
わたしをあまり怒らせないほうがいいぞ?当分二人きりでここに住むのだからな

 

オチョ
グアテマラの人々とも「一方的に何かを教える」のではなく、時には「現地の人から学ぶ」、そして「目の前の人と一緒に考える」、そんな姿勢で活動ができたらいいなと思うよ!それが青年海外協力隊の草の根活動ってやつなのでは?

 

ムスカ大佐
なんだこれは!木の根がこんなところまで!?ひと段落したらすべて焼き払ってやる!

 

オチョ
もうムスカ大佐とはなすこともない・・・さようなら・・・

 

ムスカ大佐
あっはっはっは、どこへ行こうというのかね?

 

オチョ
バルス!!

 

 

ムスカ大佐
んあぁぁぁぁぁ!目があぁぁぁ・・・目があぁぁぁぁぁ・・・

 

 

ルルルールルールールー  ルールールルールールー

 

おしまい

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

一部上場企業での海外営業、シンガポール駐在を経て、いろいろあって気がついたらグアテマラでボランティア。30にして「レールから外れる」を経験した男の働き方観、離婚経験を含む生活観、そしてボランティアとして生活したグアテマラの魅力、スペイン語学習方法を中心に発信します。