どうも!
任国に到着したときによく使うセリフランキング第一位といっても過言ではないのが、
あれ・・・聞いてたのと違う・・・
でおなじみの青年海外協力隊です。
赴任当初は、活動のことしかり、配属先のことしかり、生活のことしかり、あらゆることが「日本で思い描いていたものと違う」なんてことが多々あります。
もちろん事前に活動のことや任国のことを調べてくるのが常識です。
しかしアフリカや中南米など日本から乗り換え含めて丸1日以上かかるような国には行ったこともないし、ネットから得られる現地の生活情報も限られてきます。
なので万全に準備したつもりでも限界があり、長く生活しているとどうしてもほころびが出てきます。
中南米隊員のオチョ(@diadecanicula)だけど、この記事では私がグアテマラに1年間住んでみて感じた、持ってこなくて後悔している荷物(持ち物)を中心に書いていきたいと思います。
Contents
標高が高くて寒い中南米隊員が持ってくればよかったと後悔しているモノ
青年海外協力隊が派遣される場所って、なんとなく暑い地域が多いイメージありません?
半袖で過ごして砂埃舞う道を歩き現地の人と汗と泥にまみれながら活動する・・・みたいな・・・
実際、アフリカや東南アジア、大洋州に派遣の隊員が多いのでそのようなイメージは間違っていないのですが・・・
もうね、一年中寒いっす!
まず四季という概念はなくて、乾季と雨季に、
5月~10月:雨季
11月~4月:乾季
ざっくりこんな感じで分かれるのですが・・・
5月~10月は雨季なので空は毎日雲に覆われて日が差さないので寒く、11月~4月は晴れているけど日本と同じ北半球で日照時間が短くなるので寒く・・・
また、中南米の国は標高が高いところが多いですね。
私の任国であるグアテマラもそのひとつ。
しかも私の任地は標高2500mあって、仮にお昼がポカポカ陽気でも結局夜になって日が沈むと寒くなるんです。
もう一度言います・・・
一年中寒いっす!
緯度でいうと東南アジアの国と同じくらいだし、グアテマラで有名な観光地アンティグアは常春と表現されるくらい1年中穏やかな気候であると聞いていたのですが・・・
アンティグアは標高1500m、この1000mの差を甘く見ていました・・・同じ国でも常春から常冬にまで変わるなんて・・・
持ってこなくて後悔している荷物① 電気毛布
そんな中米の国グアテマラで毎晩寒い夜を過ごしている私が
「あぁ・・・持ってくるべきだった・・・」
と後悔しているのが・・・
電気毛布
こんなに寒いのに屋内に暖房器具がほとんど無いグアテマラ、せめて寝る場所だけでも暖かく保ちたい!
一日の1番寒い時間帯を最小限の電力で一番必要としている箇所を暖めてくれる電気毛布は途上国での寒さ対策にはまさにうってつけの理想的なアイテム
実は私の後に同じ任地に派遣されてきた後輩隊員がたまたま電気毛布を持ってきていて、一度借りたことがあるのですが
いつもだったら布団に入ってからしばらくは暖まるまでぶるぶるしているのですが、この日は秒で爆睡。
と、いうわけで借りパク延長することは出来ませんでしたが、もし時間を派遣前に戻せるなら間違いなく電気毛布を荷物に入れて持ってきているでしょう。
中南米をはじめとする、標高が高くで1年中夜が寒い地域に派遣される隊員は電気毛布の準備を検討するべきです。
標高が高くて蚊がいない中南米隊員が持ってくればよかったと後悔しているモノ
マラリア、デング熱、黄熱病・・・
世の中には蚊を媒介とする恐ろしい病気がたくさんあるのはみなさんご存知かと思います。
青年海外協力隊も研修中、蚊の怖さやその対策の大切さを何度も繰り返し叩き込まれました。
グアテマラの場合は取得が義務ではありませんでしたが、私は念には念をということでイエローカードも取得しました。
そして出発前には近くの薬局に行き、蚊対策の虫除けアイテムを2年間730日分大量買い。
よっしゃ、これで1日たりとも蚊を寄せ付けるものか、と万全の準備・・・
そうして任地に到着してみて・・・あーらびっくり・・・
標高が高すぎて蚊が生息していない・・・
もちろん旅行で他の地域や国に行くときには重宝しますが、いかんせん730日分は買いすぎだった・・・
実際、グアテマラの他の地域にはデング熱の被害があります、あくまで私の任地にいない、というはなしです
持ってこなくて後悔している荷物② ダニ除けアイテム
蚊がいないなんてうらやましい!
という声がアフリカや東南アジアから聞こえてきそうですが、蚊がいない代わりに頭をなやまされるのがダニの存在。
腰周りやわき腹を中心に年中どこかしら刺されています。
もちろん、ダニが出るという情報もある程度事前に得ていたので、ダニ除けアイテムを持ってこなかったわけではないのですが、蚊対策のアイテムと違って、
「ダニが発生したときに使えばいっか」
くらいのつもりで用意したので、まさかこんなに年中発生するものだとは思わず、数が足りませんでした。
グアテマラに派遣された周りの隊員も、ダニに刺され過ぎて病院にいくケースをよく耳にします。
場所によっては蚊対策よりもダニ対策のほうが重要であることを想定しながら、自分の任地の情報を収集しましょう。
因みに後輩隊員に聞くと、電気毛布もダニ対策として機能しているんだとか。
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1年の半分が雨季の中南米隊員が持ってくればよかったと後悔しているモノ
日本では習慣にしていたことがグアテマラにきてから全く習慣にしなくなったことっていろいろあります。
天気予報を見なくなったのも、そんな習慣の一つ
天気を気にしなくなったのではなく、天気を気にしても仕方なくなりました。
だって、雨季は毎日雨降るし、乾季は毎日晴れてるから
今、この文章を書きながらたまたま見てみた天気予報がこんな感じです。
天気予報が何と言っていようが、雨季に出かけるとき、カバンには必ずカッパと傘を入れて持ち歩いています。
「カッパと傘は常備するもの」
なので、今日もって行ったほうがいいかな~とかいう迷いがありません。
持ってこなくて後悔している荷物③ 長靴(レインシューズ)
上述したように、そんな雨季がグアテマラでは5月~10月の6ヶ月間、1年の半分も続きます。
おまけに日本よりも排水の設備が整っていないので、よく道路が川のように水浸しになっていることがあります。
そんな道を歩くときに欲しくなるのが長靴
カッパや傘はサイズや品質にそこまでこだわる必要がないので現地調達でぜんぜん間に合いますが、長靴はそうはいきません。
安価で質もよくってサイズもぴったりなものを買おうとしたら日本で買って持ってくるほうが圧倒的にコスパいいです。
ちょっと荷物にはなりますが、いまどき長靴といってもそこまで長くない、スニーカーに近いタイプのレインシューズとかもあるので、そういったものを一つでも持ってくればよかったなぁ、と後悔。
他の国はわかりませんが、グアテマラの人は比較的、平均的な足のサイズが小さいようで、27cm以上だとなかなかサイズの合う靴が見つかりづらいです。(ちなみに私は28cm・・・)
農業系の要請内容ではなかったので長靴なくてもいっか、と思っていましたが、雨季の長さと排水の悪さがここまでとは想定していませんでした。
こればっかりは後輩隊員に借りてもサイズが合わないので意味がありません・・・とほほ・・・
後悔先に立たず・・・青年海外協力隊は出国前の情報収集と荷物準備が大切です
うーーーん、後悔先に立たず・・・
今回はあえて、持ってこなくて後悔しているものを中心に書いてみました。
特に私の場合は、中南米という地域特有の、寒さ、標高の高さ、雨季の長さから必要性が生じるアイテムにまとまっています。
これはあくまで私のケースで、派遣国によっても違いますし、同じ国であっても地域によって必要なものって全然違ってきます。
例えばグアテマラ国内であっても、私のようにダニに悩まされている隊員もいれば、蚊に悩まされている隊員ももちろんいますし、なかにはその両方に悩まされている人もいます。
派遣前にどれだけ自分の派遣地域の情報を得られるかって、けっこう大事です。
インターネットを駆使してWeb上にある情報を集めるよりも、研修中に先輩隊員からお話を聞ける機会があるのでそれを利用したり、前任者とつながったりして、直接詳しい人から生の情報を得るのが一番手っ取り早いでしょう。
そして偶然人と繋がることに成功し、貴重な現地の情報を得ることが出来た人は是非とも、同じタイミングで同じ地域に行く同期とその情報を共有してあげてください。
この記事もみなさんの荷造りにすこしでも参考になりますように。
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