グアテマラで飲みたいものといえば・・・?
おいしいコーヒー!!
グアテマラの美しい景色といえば・・?・
世界一美しい湖アティトラン湖!!
では、グアテマラでおいしいコーヒーとアティトラン湖の美しい景色を両方いっぺんに楽しめる場所といえば・・・?
・・・
・・・
え・・・!!そんな贅沢な場所が存在するの?
はい!そこのあなた!
そんなあなたの贅沢な願いをかなえるステキなカフェがサンフアンララグナにあります!
え?パナハチェルじゃなくて??サンフアンララグナってどこ??
グアテマラ国内各地を旅行してきたオチョ(@diadecanicula)だけど、もしグアテマラに今後もずっと住むならサンフアンララグナがいい!
って思える場所、それがサンフアンララグナです!(←いや、だからどこ?)
そんなサンフアンララグナの魅力を余すことなくお伝えします。
また、お土産の質も群を抜いて高いサンフアンララグナの手工芸品。
この記事の最後には、いかにしてサンフアンララグナが観光客にとって魅力的な町に成長を遂げたのか、実際に町の人にきいたステキなお話を添えておきます。
Contents
サンフアンララグナってどこ?場所は?行き方は?
グアテマラで有名なアティトラン湖のほとりにある有名な観光地といえば、パナハチェルがあります。
そのパナハチェルをランチャと呼ばれるボートでわたると、そこにはヒッピーが集う町として有名なサンペドロララグナがあります。
サンフアンララグナはそのサンペドロララグナのお隣、およそ2kほど離れたところにあり小さい町です。
サンフアンララグナへの行きかた(パナハチェル経由)
首都、もしくはアンティグアから行く場合は、先ずは観光地として有名なパナハチェルを目指しましょう。
観光ツアー会社が運営するシャトルバスが定期的に首都(空港)-アンティグア-パナハチェルなどといった観光地を直行で結んでいるので、他の観光客と乗り合いでホテルや空港から安全に移動することができます。
チキンバス(カミオネタ)やプルマンと呼ばれる長距離バスを利用する場合は、ロスエンクエントロスと呼ばれる主要な交差点でソロラ行きのバスに乗り換えます。ソロラとは、アティトラン湖を含むソロラ県の県都です。
ソロラに着いたらその中心地からパナハチェル行きのバスが定期的に出ているのでそれに乗り換えます。
パナハチェルからランチャに乗ってサンペドロララグナに着いたら、そこからサンフアンララグナまでは歩いて20分くらいで着きます。歩くには少し遠い、という人は道端でトゥクトゥク(バイクタクシー)を利用すれば5-10分くらいで簡単に着きます。
サンフアンララグナへの行きかた(シェラ経由)
グアテマラ第二の都市、ケツァルテナンゴ(シェラ)からはサンペドロララグナ行きの直通バスが出ています。
シェラのバスターミナルでサンペドロララグナ行きのバスを探し、乗車したら終点少し手前のサンフアンララグナで降りるだけです。
サンフアンララグナはこんなところ、基本情報
お隣に観光地として、とくに外国人のヒッピーが集う町として、有名なサンペドロがある影響で、サンフアンにも外国人旅行客向けのお土産屋さんやレストランが充実しています。その一方で、サンペドロと比較して静かで過ごし易い印象の町です。
また、アート活動が盛んなようで、町にはギャラリーがたくさんあり、壁にはグラフィティがあちらこちらに点在しています。
ウエウエテナンゴやサンマルコスなど、グアテマラの他の地域ほどではありませんが、コーヒーの産地としても有名です。
この町では特に、化学的な着色料をつかわない自然染色を用いた手工芸品が有名で、町のいたるところにかわいい服や小物を扱ったお土産屋さんがたくさんあります。(後ほど詳しく書きます)
チチカステナンゴと並んで、お金がいくらあっても足りない、私が心からおすすめしたいグアテマラ屈指のお土産お買い物スポットです。
チチカステナンゴの観光情報はコチラ▼
町の中央にはこの町の雰囲気に合った小さなかわいい教会もあります。
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湖を眺めながらコーヒーが飲めるサンフアンララグナのおすすめカフェ
さて、そんな魅力的な町、サンフアンララグナに着いたら是非とも寄ってほしいカフェがあります。
カフェLas Marias(ラスマリアス)
町の中心部からほんの少し歩き、細い道を通るだけで到着します。写真の看板が目印。
外観はこんな感じ。私の第一印象は、
三匹の子豚の次男が作ったくらいの建物・・・
といったところで、ちょっと風がふいたら吹き飛んでしまうのでは?という感じの木とガラスで作られたなんとも簡単な作りですが、中に入ると意外としっかりしています。
ガラス張りの建物は中から見るとこのように、前方には美しいアティトラン湖、後方には美しい山を一望することができます。
窓際の特等席を陣取り、ここでおいしいコーヒーと朝食、まさに至福のときです。
そしてコーヒーのお味は・・・
うん!美味しい!
浅煎りで酸味が強くて後味スッキリ飲みやすく、ずーっと飲み続けられる味わい、朝にぴったりの美味しいコーヒーでした。
カフェのご主人に聞いたサンフアンララグナのおいしいコーヒーの秘密
グアテマラで色んなカフェに行ってたくさんコーヒーを飲んできましたが、ご主人がハンドドリップで、しかもお湯の温度をちゃんと測って淹れてくれるカフェは今回が初めてです。
そんなこだわりぬかれたコーヒーの美味しさの秘密を、このカフェのマスターであるマルコさんにいろいろ聞きました。
そういって2つの瓶を取り出して説明してくれたマルコさん。
ハニーコーヒー豆は見てわかる通り、通常のコーヒー豆よりも水分を多く含んでいます。この特長によりコーヒー豆を洗う工程で必要な水の量が少なくて済み、降雨量の少ないサンフアンララグナでも栽培しやすいんだそうです。また、コーヒー豆そのものに余計な水分が入らないので味に邪魔しない効果もありそう。
一方でコーヒー豆を乾燥する工程に時間がかかるとのこと。通常のコーヒー豆では4日間で済む工程が、ハニーコーヒーの場合はおよそ5倍、18日間もかけて、何度も豆の位置を変えながらじっくり乾かすんだそうです。
次に見せてくれたのは焙煎した後のコーヒー。
お店の下には立派なコーヒー豆殻剥き機と焙煎機があり、その使い方やこだわりを丁寧に説明してくれました。コーヒー豆もご自身の農場から採れているモノを使用。
ここまでくると正直いって、コーヒー素人の私にはどんな違いがあるのかまで判別することはできませんでしたが。ただ、ひとつはっきりしたことは、
マルコさんのコーヒーにかけるこだわり、情熱、そして愛がハンパない!
ということ。そして、だからこそこのカフェではグアテマラ一美味しいコーヒーにありつけるんだ、ということです。
サンフアンララグナでグアテマラ旅行のお土産を散策
おいしいコーヒーと美しいアティトラン湖の景色、そしてやさしいマスターの人柄に出会えたステキなカフェに大満足したあとは、そのままグアテマラ旅行のお土産散策に出かけました。
サンフアンララグナのお土産屋さんはとにかく質が高い!
地域の特産である自然染色を前面に出して、商品単体としての質だけでなく、ディスプレイの方法、その魅せ方にもちゃんとこだわっています。
こんな風に冊子を使ったPRも充実。
ティカル遺跡やアンティグアのように有名な観光資源があるわけでもないのに、どうしてこんなに他の地域と比べてお土産のレベルが群を抜いて高いのでしょうか?
お土産屋さんにいたお姉さんにその真相を聞いてみました。
元々、主だった産業のなかったサンフアンララグナ。ところがパナハチェルとお隣のサンペドロララグナがランチャで結ばれてから、外国人旅行者がちょくちょく来るようになりました。
外国人旅行者からそんなアイデアを聞いて、試しに商品化してみると、その商品は飛ぶように売れたそうです。
そういった情報を村の女性グループの中で共有し、
更に戦略的に観光客からの情報収集 → 商品化
といったことを繰り返した結果、いまのサンフアンララグナの姿があるのです。
たとえば、サンフアンララグナのお土産屋さんでよく見かけるこのようなスカーフもそんな風にしてできた商品のひとつ。
アメリカやヨーロッパから訪れた旅行客とのこのような会話から、一年中暖かいサンフアンララグナの地からは生まれるはずの無いスカーフというお土産が誕生したんだそうです。
まさに地域経済活性のモデルのような町です。
サンフアンララグナでステキなグアテマラコーヒーとお土産を!
おいしいコーヒー、美しい湖、自然染色の魅力的な手工芸品・・・
サンフアンララグナという小さな町がもつこれらの魅力の数々、その背景には旅行に訪れた人を少しでも満足してもらおうという、この町の人々のこだわりとホスピタリティと努力の積み重ねが結集していました。
ちなみに私はこちらでスカーフのほかに、オシャレなランチョンマットを買いました。日本に帰って使うのが楽しみです。
旅行本にもそれほど多くの情報が載っていない小さな町ですが、私は一発で大好きになってしまったサンフアンララグナ。
日本から来た旅行者にも是非一度訪れて欲しいなぁ、と思います。
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