グアテマラの死者の日
アンティグアの近くにある二つの町、サンティアゴサカテペケスとスンパンゴでは毎年、巨大凧揚げのイベントが行われ、観光客がたくさん集まります。
11月1日はグアテマラの「死者の日」!
死者の日には家族や友人達が集い、故人への思いを馳せて語り合う。
グアテマラだけではなく、中南米の多くの国でこの日は祝日として、ご先祖様に感謝する日です。
映画「リメンバーミー」死者の日とお盆の共通点という考察を交えたレビュー記事がこちら▼
さて、そんなグアテマラの死者の日に巨大凧揚げを見に行きたいという旅行者に非常に重要なお知らせです。
サンフアンサカテペケスとスンパンゴで行われる有名な凧揚げのイベントはまわるコースがとても重要です!
この記事では死者の日を効率よくまわって100%満喫できる方法を紹介します。
Contents
グアテマラの死者の日は朝からサンティアゴサカテペケスで超巨大凧を見る
これが凧か!?と思わず息を呑むほど超巨大な凧が特徴のサンティアゴサカテペケス。
先ず最初にこちらのサンティアゴサカテペケスを訪れてください!
見ているだけでもインスタ映えのする圧巻の立ち姿ですが、凧の見所といったら何といっても「揚がるところ」ですよね?
これだけ大きいと流石に大空を舞うことはありませんが、地面に寝かせた状態から木材とロープを使って人力で立ち上げる姿は大迫力。
その立ち上げ作業を見ることが出来るのは午前中だけです!
お墓の中で男達が固まってロープを持ち、合図と同時に一斉に・・・
寝ていた巨大凧が徐々に・・・
徐々に起き上がってきて・・・
あっというまに・・・
この通り立ち上がります。
寝ている状態から起き上がるまでの時間、およそ10秒くらい。
男達が太ロープを持って。
「うおおおおぉぉぉぉぉ~~~」
という雄たけびと共に一気に立ち上げる瞬間は超ど迫力です!
死者の日の巨大凧が揚がるシーンを正面から撮ったムービーはコチラ▼
この大迫力の瞬間は是非、現場で目の当たりにすべきです。
目安としてはだいたい午前の10~11時くらい。なのでアンティグアを遅くても9時くらいに出発したいところです。(行き方については記事の最後に書いておきます)
グアテマラの死者の日に舞い上がる巨大凧は午後のスンパンゴで
巨大凧、確かにすごい、でもやっぱ空を飛んでいる凧が見たい!そんなみなさんはスンパンゴを訪れてください!
但し、飛ぶのは午後からです!
午前中にスンパンゴに来ても空飛ぶ大凧は見れませんので注意してください!
大凧揚げはこの日のクライマックスとも言うべきメインイベント、男達が握っているのはもはやタコ糸ではなくロープ、選ばれた精鋭たちが合図と同時に一気に全力疾走、舞い上がる砂埃の中、大凧がうねりながらも空を舞うシーンは必見。
うねりが大きくなって、
あーーー、落ちるーーー
となるや否やまた男達が全力疾走し、徐々に高度が上がっていく大凧。
時には強風にあおられ、急降下してそのまま地面にたたきつけられてしまう大凧も。
そんな死者の日の巨大凧が空に舞い上がる瞬間のムービーがコチラ▼
これぞまさに祭!
ムービーでは伝わりきらないこの祭りの臨場感を肌で感じるためにも、是非現場にいって凧の舞い上がる姿を目の当たりにしていただきたいです。
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グアテマラの死者の日、旅行者へのおすすめコース
スンパンゴの凧揚げは午後2時ごろから飛び始めました。
そこから逆算して、グアテマラの死者の日オススメコースはざっと以下の通りです。
—死者の日オススメコース—
前日にアンティグア宿泊、ハロウィンの夜を楽しむ
↓
死者の日の朝、アンティグアを9時頃に出発してサンティアゴサカテペケスの調巨大凧を目指す
↓
十分見終わって、写真も撮り終えたら軽く腹ごしらえ
↓
そこからスンパンゴ巨大凧が舞い上がるスンパンゴを目指す
↓
アンティグアに戻る
——-
という流れがベストだと思います。
アンティグアからサンティアゴサカテペケス、スンパンゴへの移動方法
アンティグアからサンティアゴサカテペケスとスンパンゴへ行くにはチキンバスを使うと便利です。
ただし、直行するバスはありませんので、アンティグアの近くにある「サンルカスサカテペケス」といわれる主要な交差点で乗り換えを繰り返すことになります。
アンティグア ⇒ サンルカス乗り換え ⇒ サンティアゴサカテペケス ⇒ サンルカス乗り換え ⇒ スンパンゴ ⇒ サンルカス乗り換え ⇒ アンティグア
最大で以上のように3回乗り換えることになります。
チキンバスは危ないのでは・・・という印象を持っているかもしれませんが、私は毎日乗っていますし、実際、守るべき注意事項さえきちんとまもっていればトラブルに巻き込まれることはほとんどありません。
グアテマラでの移動方法、チキンバスの乗り方についてまとめた記事が参考になります▼
グアテマラの「死者の日」旅行、その他の注意点
それでは最後に、グアテマラの死者の日に関する諸注意事項です!
とにかく人でごった返します。
特にスンパンゴの凧揚げ会場は、広場のほうに行けば身動きが取れますが、広場へ通じる狭い出入り口は整備があまりされておらず、出る人と入る人がいっせいに押し寄せておしくら饅頭状態でした。
会場整備はもう少し改善して欲しいところ・・・
あと、グアテマラでは常にですが、特にこのようなお祭りの時にはスリに注意が必要。
残念ながら、私の友人は写真撮影に夢中になって集団からはぐれた隙に財布をすられてしまいました・・・
凧揚げなのでどうしても目線が上にいってしまいがちですが、懐周りにもちゃんと注意を払いながら大凧鑑賞をしましょう。
海外の防犯対策、参考までにわたしが実践しているのがこちら▼
お墓でこんなに騒いでいいの!?
と、最初は驚くこともあるかもしれませんが、逆にこんなにお墓でお祭り騒ぎしたら後先祖様もさぞ楽しいだろう、と思うことにしたらよいかと思います。
グアテマラの死者の日、大迫力のお祭り、これから観光で訪れる人がトラブルに巻き込まれず100%満喫してくれたら幸いです。
この記事が、そんな旅行者のみなさんの少しでも参考になればと思います。
その他のグアテマラの旅行・観光情報は以下の記事にまとめてあるのでよかったら参考にしてください▼